宇江佐真理(うえざ まり、1949年10月20日-2015年11月7日)は、時代小説作家。
本名・伊藤香。北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学家政科卒。勤め人の後、主婦。時代小説大賞で最終選考まで残ったこともある。95年「幻の声」でオール讀物新人賞受賞。同作で直木賞候補となる。その後、『紫紺のつばめ』(99)などで六回直木賞候補になるが2003年を最後に候補にならず。99年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞受賞、2001年『余寒の雪』で中山義秀文学賞受賞。エッセイ『ウエザ・レポート』があり、この題名の本を書きたいためにつけた筆名であった。66歳で没。