学校裏サイト

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学校裏サイト(がっこううらサイト)とは、ある特定の学校の話題を扱う非公式のコミュニティサイトである。

概要[編集]

学校非公式サイトとも呼ばれ、その学校に在学している生徒が勝手に作ったもの。設立の目的は大抵の場合、同じ学校に通う生徒同士で学校の情報交換や交流が目的である。部外者が入れないようにパスワードが設定されていたり、厳重な検索避けが施されていて単に「学校名+裏サイト」で検索してもヒットしないようになっていたりと探し出すのは容易ではない。またパソコンからアクセスできず、携帯電話端末からのみアクセスできるものもある。
文部科学省の調査[1]によれば38,260サイトが確認されたとしているが、2ちゃんねる・Yahoo!掲示板などの巨大掲示板のスレッドも含まれているため、これらを除外すると4,733サイトが存在するとされる。

明確にいつ頃誕生したのかは定かではないが、2000年代初頭には存在していたと見られる。2007年9月に神戸市の高校で発生したいじめ自殺事件で、裏サイトに自殺した男子生徒の誹謗中傷や脅迫まがいの文章が書き込まれていたことがセンセーショナルに取り上げられたことで一挙に注目度が上がった。また裏サイトを問題視する動きも強まり、以後いじめに関連する報道の中で頻繁に取り上げられるようになった。

子供の持つ携帯電話がいわゆるガラケーからスマートフォンに変わると学校裏サイトの役割はSNSへと移行し、情報交換はLINEのグループやTwitterの鍵アカウントなどに移行した。

脚注[編集]