婦人保護事業

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婦人保護事業(ふじんほごじぎょう)とは、暴力被害にあった女性らを対象にして、相談や一次保護、自立に向けた支援を行なう事業のことである。昭和31年(1956年)に制定された売春防止法に基づき、もともとは売春をする恐れのある女性の保護や更正を目的として始まったが、近年社会問題となったドメスティックバイオレンスDV)やストーカーの被害者の支援も担うようになった。厚生労働省によると、全国に合計49箇所ある婦人相談所や各地の福祉事務所などにおよそ1450人の婦人相談員が配置され、暴力だけでなく、経済的な困窮などにも対応している。