姫騎士くえすと

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姫騎士くえすと』(ひめきしくえすと)は、高尾瑞夫による日本ライトノベル作品。イラストはinoshishi

概要[編集]

2015年4月20日に一迅社文庫より刊行されたライトノベル作品。キャッチフレーズは「限界ぎりぎりのエッチなファンタジー!」。

ストーリー[編集]

1年前に人類と魔族の戦いがおこり、魔王が封印される。だが、魔王は3年後に封印が解かれるといい、今度こそ魔王を倒すことになる。魔王を倒すために必要な魔剣ガーヴスレイヤーを使うために、ヒート=グレンは姫騎士のマナ100人のマナを集めることになる。だが、それぞれのマナを吸いだすためには姫騎士にそれぞれ性的興奮を覚えてもらうことが必要であった。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

ヒート=グレン
本作の主人公。17歳。クリスと一緒に魔剣ガーヴスレイヤーを使えるようになるために姫騎士100人のマナを吸いだすための旅をしている。姫騎士のマナを吸いだすために性的興奮を覚えてもらうことに罪悪感を感じつつも、姫騎士の痴態を見ると興奮を覚えたりしている。
魔王を倒したらクリスと結婚しようと考えており、クリスにもそのことを伝えている。ソフィアとエッチをしたことで、ソフィア相手にも責任をとることを宣言。クリスとソフィアのそれぞれの嫉妬に気を使わなければならなくなる。
15にしてジェラード王国の近衛隊「鳳翼騎士団」に抜擢され、不死鳥ヒートとも呼ばれる。魔装具が操れずに魔法耐性は弱いが、人間離れした身体能力をもつ。父親が魔王ガーヴであり、人間と魔族のハーフ。
クリス=ローザ
ヒートと同い年の17歳の少女。ヒートが魔剣ガーヴスレイヤーを使えるようになるために姫騎士100人のマナを吸いだすための旅に同行している。
ヒートが姫騎士からマナを吸いだすために色々と協力するも、ヒートがマナを吸いだすこと自体には嫉妬心がある。ヒートが自分のことを大事にしていると分かると機嫌がよくなる。ソフィアとはヒートを巡って取りあいになることも多い。オークとの戦いで、ヒートと最後までエッチをする。
霊銃トランヴェルソで独自の魔法弾を使って戦う。
ソフィア=フレイル
ヒートとクリスとともに大戦を戦った「鳳翼騎士団」のメンバー。魔法を無効化する槍で戦う。
一人で姫騎士のマナを吸う旅をしていた。そのため、ヒートとクリスに再会したときにレズだと思われて、クリスと決闘することになる。クリスに決闘で勝利した後に、好きなヒートが他の姫騎士のマナを吸うのが嫌で代わりにマナを吸う旅をしていたと説明して誤解は解ける。そして、キーファのマナを吸った後に、キーファのマナをヒートに吸ってもらう。そして、九人分のマナをヒートに吸われ、最後までエッチをする。そして、クリスとヒートと一緒に旅をしていくこととなる。

姫騎士[編集]

プルシャ=ルーシャ
疾風の姫騎士と謳われた姫騎士。青髪。
巨乳で胸の先が敏感。ヒートとの決闘に負けて、催淫弾を撃たれる。最初は抵抗しようとするも徐々に流されていき、ヒートにマナを吸いだされる。ヒートにマナを吸いだされた5人目の姫騎士。
マリカ=ゴードウィン
エシェリン共和国のガナルの集落の守備隊長をしている。魔装具トリスタンとイゾルデを使い、金と銀の斧を念じたとおりに動かして戦う。
ジルの虚言でスライムによって溺れそうになったことがあり、スライムが苦手になる。エッチなことが苦手であり、性的知識が乏しいためにヒートとの行為で子供ができたと勘違いしたりもした。
ガナル周囲にある魔族に悩まされていたところ、ヒートたちがやってくる。クリスに魔族を退治する代わりにヒートと一夜を共にしてほしいと言われ、迷いつつも集落のためにと了承する。その後、魔族は無害だと分かってヒートたちは退治できなかったものの、ヒートたちの計略によってマリカはヒートと決闘。ヒートとの決闘に敗れたことで、モンスターの在住を認める。そして、スライムプレイを受けることになり、スライムによって性的興奮を覚えさせられながらヒートにマナを吸われた。
ジルベット=サーリヤ
愛称「ジル」。聖女ジルとも呼ばれている。14、5歳の見た目だが、20歳。
魔族の全てが人間に敵対心をもっているわけではないと魔族と一緒に暮らして旅をしている。魔族を受け入れてくれる場所を探してマリカを頼ろうと近くの森まできたところで、近隣にモンスターが出現しているという話を聞いてやってきたクリスとヒートに出会う。そして、ヒートたちと計画を立ててマリカに魔族たちが集落で暮らしていけるように認めさせた。
夜、寝ているときにソフィアにマナを吸われている。
ロビン
ジルと一緒にいる魔族。動く鎧。
グリズリーパンダ
ジルと一緒にいる魔族。パンダのモンスターで希少性が高い。下級モンスターだが、ジルによって話すことができるようになる。
ファイヤーリザード
ジルと一緒にいる魔族。
キーファ=ウェイトリー
イーザンの集落の屋敷にいた姫騎士。片言や語尾に「なの」をつけて話すのが癖。死体のゾンビ化をすることのできるネクロマンサー。
自身の魔装具アアルアギフである魔導書によって、半年前に大戦の時の呪いで死ぬはずだった命を魂だけ生かしているため、身体は冷たい。死んだ体で生きていくには半年が限界であり、誰かほかの姫騎士の身体を代わりにもらうか、自分の魂をマナに乗せて誰かに吸い取ってもらうことで自身の魂が相手の体を間借えいするかの方法をしなければ生きていけない。マナを吸いだす方法も一年か二年が限界であり、クリスの身体をもらおうと画策する。だが、ソフィアによって阻まれる。その後、ソフィアにマナを吸ってもらってそのマナをヒートが吸ったことによって、ヒートの身体に魂を間借りしていくことになった。
ニネミア=ニムガ
旅人と商業の神ベルメスを信仰しているサルスの集落の教会にいる修道服をまとった姫騎士。ヒートが自身のマナを吸うことを了承したと思い込ませて、魔剣ガーヴスレイヤーを盗み出す。正体は上級魔族のハイ・オークであり、魔王のために魔剣ガーヴスレイヤーを盗んで、ヒートたちを殺そうと目論んだ。だが、ヒートがクリスによって力の枷を外したことによって、倒された。

その他[編集]

メアン王女
ジェラード王国の王女。
魔王ガーヴ
一年前の魔族と人間の大戦で封印された魔王。ジェラード王宮の神官曰く、三年後には封印が解けるらしい。

用語一覧[編集]

魔剣ガーヴスレイヤー
ヒートが持つ魔剣。使い手を選び、百人分の姫騎士のマナを吸った男性でなければ、絶大なる力を引き出せない。
霊銃トランヴェルソ
クリスの使う銃。催淫弾(チャームバレット)という相手を麻痺させて皮膚の触角を鋭敏にして性的興奮を高める魔法弾もある。
マナ
姫騎士が持つ魔力のこと。特別な訓練を積んだ者は、姫騎士が性的興奮を覚えたときに浮かび上がる紋章からマナを吸いだすことができる。
マナ・アブソーブ
姫騎士に紋章を出してマナを吸うのに必要なスキル。マナを吸われた姫騎士は10日間くらい、マナが戻らない。
エシェリン共和国
ジェラード王国の南に位置する大陸最大の広さと勢力を誇る貴族制国家だったが、魔族との対戦で政府機能が消滅してしまっている。

単行本[編集]

タイトル 初版発行日 ISBN その他 サブタイトル
姫騎士くえすと 2015年5月1日(2015年4月20日発売) ISBN 978-4758046923
  • プロローグ
  • 第一話 マリカ=ゴードウィン
  • 第二話 キーファ=ウェイトリー
  • 第三話 ソフィア=フレイル
  • 第四話 クリス=ローザ
  • エピローグ

外部リンク[編集]