天秤仕掛け

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

天秤仕掛け(てんびんしかけ)とは、釣りで使われる仕掛けの一種である。堤防からのチョイ投げ釣りから砂浜からの遠投まで幅広く使われる仕掛けである。

種類[編集]

主にハゼ釣りやキス釣りなどによく使われる仕掛けであり。根がかりしても構造的におもりと天秤を回収しやすいため広く使われている仕掛けである。一方で狙う魚種によっては同じ天秤仕掛けという名前でも大きさや形状が異なることも珍しくなく、魚に特化した天秤仕掛けを用いることもあたりまえに行われている。

天秤仕掛けは道糸とハリスの固定方法により主に3種類に分けられ、状況に分けて使い分けがなされるものである。また、形状的にもL字型天秤やT字型天秤、I字型天秤などの分類がなされることもあるほか、大きさもさまざまである。

固定式天秤[編集]

最もベーシックな天秤仕掛けである。道糸をとハリスを天秤から伸びたアームに別々に取り付けるものである。アタリが分かりにくかったり魚に違和感を与えやすいというデメリットがあるものの、向こうアワセであるため初心者向けともいえる。

遊動式天秤[編集]

道糸とハリスをヨリモドシなどで直接結ぶ天秤である。そのためアタリが分かりやすいほか、リールのドラグを緩めておくことで道糸とハリスが自由に動くため、魚が違和感を感じにくいという利点がある。一方で固定式より飛距離が若干落ちやすいほか、仕掛けが絡みやすいというデメリットもある。

半遊動式天秤[編集]

遠投を前提としている投げ釣りでよく使われる天秤である。アームがある程度自由に動く(半遊動)のため、魚に対する違和感の少なさや可動範囲を超えて動こうとすると固定式のような向こうアワセができることもある。また、半遊動式天秤のジェット天秤は根がかりにしくいという特徴もある。一方で滞空時間が長くなるとアームが閉じ、仕掛けが絡んでしまうこともある。