大砂嵐金崇郎
(大砂嵐金太郎から転送)
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大砂嵐金崇郎(おおすなあらし きんたろう、1992年2月10日 - )とは、エジプト・ダカリーヤ県出身の大相撲力士。2014年11月までは「大砂嵐金太郎」の四股名で活動していた。
概要[編集]
大嶽部屋所属の大相撲力士。大相撲力士初のアフリカ大陸出身者である。初のムスリム(イスラム教徒)でもあるため、食事の際には豚肉が食べられないなどの制限が設けられる。
2013年7月場所にて、アフリカ出身力士としては初の関取昇進。十両でも2場所連続で10勝4敗。2013年11月場所より、幕内に昇進することが決まった。10場所での新入幕となり、幕下付け出しは除くと単独2位のスピード出世となった。これは、外国出身力士としては単独1位の記録。
2018年1月3日、長野県山ノ内町で別の車に追突する事故を起こし、有効な運転免許証を所持していなかったと見られている。大砂嵐は事故後、日本相撲協会に対して「妻が運転していた」などと説明し、長野県警に対しても運転を否定していたが、その後になって「自分が運転していた」などと容疑を認め、さらに防犯カメラの映像でも本人の運転と確認できたため、2月7日に長野県警によって大砂嵐は道路交通法違反(無免許運転)の疑いで書類送検された。
経歴[編集]
- 1992年2月10日 - エジプト・カイロ市にて生まれる
- 2012年3月場所 - 初土俵
- 2012年5月場所 - 序ノ口優勝(7戦全勝)
- 2013年1月場所 - 幕下昇進
- 2013年5月場所 - 幕下優勝、十両昇進確実に
- 2013年9月場所 - 東十両4枚目で10勝5敗。幕内昇進を決める。
- 2018年3月9日 - 無免許運転で事故を起こしたことが発覚し、相撲協会より引退勧告を言い渡され即日引退した[1]。
成績[編集]
- 通算成績:238勝178敗53休
- 十両優勝:1回(2016年3月場所)
- 幕下優勝:1回(2013年5月場所)
- 序ノ口優勝:1回(2012年5月場所)
年数 | 一月場所 | 三月場所 | 五月場所 | 七月場所 | 九月場所 | 十一月場所 |
---|---|---|---|---|---|---|
2012年 | 前相撲 2勝0敗 |
西 序ノ口 #5 7勝0敗 優勝 |
西 序二段 #8 5勝1敗1休 |
東 三段目 #75 6勝1敗 |
東 三段目 #20 6勝1敗 | |
2013年 | 東 幕下 #38 5勝2敗 |
東 幕下 #23 6勝1敗 |
東 幕下 #7 7勝0敗 優勝 |
西 十両 #9 10勝5敗 |
東 十両 #4 10勝5敗 |
西 前頭 #15 7勝8敗 |
2014年 | 東 前頭 #16 9勝6敗 |
東 前頭 #11 8勝6敗1休 |
東 前頭 #10 10勝5敗 |
西 前頭 #3 7勝8敗 |
西 前頭 #4 7勝8敗 |
西 前頭 #5 4勝6敗5休 |
2015年 | 東 前頭 #13 8勝7敗 |
東 前頭 #11 11勝4敗 |
西 前頭 #3 4勝4敗7休 |
西 前頭 #8 11勝4敗 |
東 前頭 #2 8勝7敗 |
西 前頭 #1 5勝9敗1休 |
2016年 | 東 前頭 #5 休場 |
東 十両 #1 13勝2敗 |
西 前頭 #7 9勝6敗 |
東 前頭 #3 0勝1敗14休 |
西 十両 #1 6勝8敗1休 |
東 十両 #6 9勝4敗2休 |
2017年 | 東 前頭 #16 4勝11敗 |
東 十両 #7 10勝5敗 |
西 十両 #1 2勝13敗 |
東 十両 #11 8勝7敗 |
東 十両 #10 6勝9敗 |
東 十両 #13 9勝6敗 |
2018年 | 西 十両 #8 1勝8敗6休 |
東 幕下 #6 引退 |
脚注[編集]
- ↑ 大砂嵐引退「聴取すべてうそ許せない」危機管理部長 日刊スポーツ、2018年3月10日、2018年7月7日閲覧