大山典宏

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大山 典宏(おおやま のりひろ、1974年 - )は、社会福祉士埼玉県福祉部こども安全課養護担当主査[1]

埼玉県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修了。志木市福祉事務所の生活保護ケースワーカー、所沢児童相談所の児童福祉司などを経て[2]、2003年に埼玉県に入庁。2008年から埼玉県福祉部社会福祉課保護担当主査を務め[3]、生活保護受給者の自立支援を担当。2010年から「生活保護受給者チャレンジ支援事業」(アスポート)に携わり、同事業は2年間で8000人を支援、4000人を自立に導いたとされる[2]日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科(専門職大学院)修了、2014年度からこども安全課で児童養護施設退所者を支援する「未来へのスタート応援事業」に携わる[4]

ボランティアで生活保護制度に関する相談などを行うウェブサイト「生活保護110番」を運営。同サイトはケースワーカーとして福祉事務所に勤めていた2001年に開設して以来、15年間で6000人以上の相談を受けたとされる[2][5]。その他、内閣府の「子どもの貧困対策に関する検討会」構成員(オブザーバー)として、2014年の「子供の貧困対策に関する大綱」の策定に関与[6]、弁護士や司法書士が開催する電話相談のアドバイザー[7]や日本社会事業大学非常勤講師を務めるなど、貧困問題の専門家として活動している[4]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『生活保護vsワーキングプア――若者に広がる貧困』 PHP研究所(PHP新書)、2008年
  • 『生活保護vs子どもの貧困』 PHP研究所(PHP新書)、2013年
  • 『隠された貧困――生活保護で救われる人たち』 扶桑社(扶桑社新書)、2014年

監修[編集]

  • 『プチ生活保護のススメ――我が家にも公的資金を!』 大田のりこ著、クラブハウス、2003年、第2版2003年
    • 『プチ生活保護のススメ』 大田のりこ著、クラブハウス、2009年(改訂第3版)

分担執筆[編集]

  • 庄司順一、鈴木力、宮島清編『子ども家庭支援とソーシャルワーク』福村出版、2011年
  • 埼玉県アスポート編集委員会編『生活保護200万人時代の処方箋――埼玉県の挑戦』ぎょうせい、2012年

脚注[編集]

外部リンク[編集]