墨俣町長ストリップ事件
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墨俣町長ストリップ事件(すのまたちょうちょうストリップじけん)とは、岐阜県安八郡墨俣町で起きた不祥事である。町長がストリップ劇場に立ち入ったことが問題視された。
経過[編集]
2000年1月、岐阜県安八郡墨俣町議会の議員数人と栗田金一墨俣町長が九州に視察旅行を行った。この際、酒に酔った議員数人と町長が宿泊先からこっそり抜け出し、一般的にいかがわしい場所とされるストリップ劇場を訪れ、性的に興奮して陰茎を勃起させていたことが明るみとなった。公的な視察旅行のさなかに破廉恥な場所に赴いたことが問題なのである。栗田町長は「町議らに誘われた」と自らの意思ではないと主張したが、「妻にも怒られた。非常に反省しています」とも語っている。
視察旅行に参加したがストリップ劇場に行かなかった議員もいた。彼らは自分たちまで巻き込まれたことに憤りを感じ、事実調査を行う第三者特別委員会の設置を提案した。しかし、「ストリップ鑑賞者らは十分反省しており、すでに社会的な制裁を受けた」との意見が出てこの提案は否決されたため、栗田町長以外にストリップ劇場に赴いた議員の名前は明らかにされていない。特別委員会を設置する代わりに、栗田町長の2000年6月の給与を1割削減する特別条例制定案が提出されて可決された。
なお、同年後半に行われた墨俣町長選挙において、栗田町長は無投票で再選されている。
参考文献[編集]
- 「墨俣町長も同行していた ストリップ問題 町長『反省、信頼回復へ努力』」『岐阜新聞』2000年5月27日
- 「墨俣町のストリップ問題落着 町長は減給 当事者ら深く反省 特別委派設置せず」『岐阜新聞』2000年6月7日