地球が何回回ったとき問題

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地球が何回回ったとき問題 (ちきゅうがなんかいまわったときもんだい) とは、主に小学生が「何年何月何日何時何分地球が何回回ったとき」などの形で用いる疑問文である。仮に「何年何月何日何時何分」には答えられても「地球が何回回ったとき」には答えられないか、答えられたとしても質問者すら正答を知らないため嘘つき扱いされることもある。そのため、相手の主張をうやむやにする目的で用いられることがほとんどである。

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計算例[編集]

この理不尽極まりない質問に正しく答えるため、地球が回った回数を計算したという報告がいくつか存在する。その多くは「地球が回った」を自転と解釈しているため、ここでも自転回数を求めることにする。

単純計算した例[編集]

地球の歴史を46億年(45億年とする説もある)として、現在の自転速度のまま46億年前から地球が自転していたとすると、

46億年 × 365回/年 ≒ 1兆6790億回

となる。閏年も含めた1年の長さは365.242189日であるうえに、太陽の向きを考慮しない厳密な「自転」回数は1年の日数よりも1回多いため、これらを考慮して計算すると

46億年 × 366.242154回/年 ≒ 1兆6847億回

である。地球の歴史自体に1億年程度の誤差があるため、細かい部分を考慮したところでもはや誤差の範囲である。

自転周期の変化を考慮して計算した例[編集]

誕生当時の地球は現在よりも自転回数が多く、約5時間で1回転していた。40億年経過後の今から6億年前の自転周期は約22時間。

このデータから、地球の自転周期は1年で約0.000014秒遅くなっていると計算できる。つまり1秒遅くなるのに約7万年かかっていることになる。

細かい計算は割愛するが、これらをもとに地球の自転回数は約3兆6400億回であることが求められる。

外部リンク[編集]

単純計算しているもの

自転周期の変化を考慮して計算しているもの