国鉄ワキ8000形貨車

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国鉄ワキ8000形貨車 (こくてつわき8000かたかしゃ)とは、日本国有鉄道が設計、開発した貨車である。

登場に至った背景[編集]

1960年代、日本国有鉄道は貨物列車の高速化に取り組んでいた。また、合理化のために貨物輸送と荷物輸送を兼用できる荷貨兼用のパレット輸送用の鉄道車両の登場も望まれていた。

概要[編集]

2軸ボギーの高速貨車スタイルである。貨車であるが、旅客列車荷物列車への連結を想定して蒸気暖房菅が設置され、機関車ボイラーから発生した蒸気を次の車両に送ることができる。また電気暖房対応車は蒸気暖房菅以外にも次の車両に電力輸送をすることができるようジャンパ栓が設けられている。緩急車の形式はワサフ8000形であり、車掌室内部には便所が設けられ、暖房が作用する。荷物扉は総開きの引き戸であり、強度確保のため魚腹台枠となっている。

運用[編集]

旅客列車、荷物列車に連結された。当初予定されていた貨物列車への連結はなかった。

類似した構造の客車[編集]