国立循環器病研究センター

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国立研究開発法人国立循環器病研究センター(こくりつけんきゅうかいはつほうじん こくりつじゅんかんきびょうけんきゅうセンター)は、心臓病と脳卒中の両者を対象とした最先端の大規模医療・研究施設である。厚生労働省所管。「病院」「研究所」「研究開発基盤センター」の3部門からなり、これら3部門を一体として運営している。特定機能病院に指定されている。

歴史[編集]

昭和41年(1966年)、日本学術会議第7部において心臓血管研究連絡委員会、循環器病センター設立の要望を提出。昭和52年(1977年)7月、常陸宮同妃両殿下ご臨席の下、開設式典を挙行。

1977年(昭和52)8月、診療開始、研究所業務開始、一般病棟(3病棟)および特殊病棟(ICU)開棟(日本で2番目のナショナルセンター)

1981(昭和56)年、図書館竣工

1983(昭和58)年11月、WHOマーラー総長来訪

1993(平成5)年9月、特定機能病院承認

2010(平成22)年4月、独立行政法人に移行

2015(平成27)年、国立研究開発法人に移行

2017(平成29)年8月、センター創立40周年記念式典

2019年7月、JR岸辺駅北側の吹田操車場跡地に移転の予定[1]

診療科[編集]

心臓病、補助人工心臓、心臓移植、脳卒中、生活習慣病、小児循環器疾患、周産期・婦人科、予防健診など。

  • 心臓血管内科部門
    • 冠疾患科
    • 血管科
    • 心不全科
    • 肺循環科
    • 不整脈科
  • 心臓血管外科部門
    • 心臓外科
    • 血管外科
  • 脳血管部門
    • 脳血管内科・脳神経内科
    • 脳神経外科
  • 小児循環器科・周産期部門
  • 小児循環器科
  • 小児心臓外科
  • 周産期・婦人科部
  • 生活習慣病部門
    • 高血圧・腎臓科
    • 動脈硬化・糖尿病内科
    • 予防健診部
  • 移植部門
    • 移植医療部
  • ゲノム医療部門
    • 臨床遺伝相談室
    • 遺伝子検査室

基本データ[編集]

  • 名称:国立研究開発法人国立循環器病研究センター
  • 英語表記, National Cerebral and Cardiovascular Center.
  • 開設者:
  • 院長:小林順二郎
  • 所在地:〒565-8565 大阪府吹田市藤白台5丁目7番1号
  • 電話:06-6833-5012(代)
  • 病床数:
    • 一般病棟 476
    • 特定集中治療室 34
    • 新生児特定集中治療室 6
    • ハイケアユニット治療室 26
    • 脳卒中ケアユニット治療室 21
    • 小児入院医療管理料病床 49
  • 入院患者数:
  • 外来患者数:
  • 交通:地下鉄御堂筋線・北大阪急行線 千里中央行「千里中央駅」下車→阪急バス5番乗場(一部6番乗場)「循環器病センター前」下車
  • 附属病院:

主な研究分野[編集]

  • 研究所
    • ペプチド・タンパク質医科学
    • ゲノム医科学
    • 再生医科学、人工臓器開発
    • ナノメディスン
    • 生理機能と画像解析 など
  • 研究基盤開発センター
    • 臨床研究や治験と疫学調査の推進
    • 知的資産活用
    • 情報基盤整備と研究企画策定
    • 上記を支えるトランスレーショナル研究基盤整備 など

評価[編集]

現役医師621人が選ぶ「名医も行きたい病院」ランキングで1位となった[2]

トピックス[編集]

  • 国立循環器病研究センターは心不全で入院した国内の患者数が、2016年は26万157人だったと2018年9月19日発表した[3]
  • 2018年6月18日大阪北部地震で屋上の貯水タンクが破損し、病棟が水浸しになり、一時的に電気の供給が不安定な状態になったため、入院患者ら40人を救急車などで近くの病院に搬送した[4]

参考文献[編集]