嘘つきは妹のはじまり

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嘘つきは妹のはじまり』(うそつきはいもうとのはじまり)は、奈月ここによる日本漫画作品

概要[編集]

コミックハイ!』VOL.110(2014年6月号)より連載されている漫画作品。VOL.122(2015年6月号)で『コミックハイ!』が休刊したため、『月刊アクション』に移籍して2015年9月号より連載されている[1]。2016年2月号まで全18話が連載されて完結した。

奈月ここによる初のオリジナル漫画となる。

ストーリー[編集]

朝比奈家に泥棒に入ったみかろ。彼女はそこで泥棒をしようとしていたのを見つかるが、妹が欲しかった司によって司の妹となる。みかろは、司の妹として財産を手に入れようとするのだった。

登場人物[編集]

朝比奈 みかろ(あさひな みかろ)
泥棒として司の家に侵入するも、妹が欲しかった司がみかろを妹だといったことで、嘘をついて司の妹となる。泥棒時のコードネームは「ミカエル」。20歳だが見た目は中学生。髪はツインテールにしている。司によって、白華(しらはな)学園中等部に通うとになる。
親や家もなく育ったことで、お金が全てと考えている。そのため、司の遺産なんて望んでいなかったという発言に心の中で反発していた。将来、朝比奈家の財産を手に入れるためにと、妹を演じている。妹を演じるために人前では「でしゅ」、「しゃい」などと舌ったらずなしゃべり方をする。また、司の早着替えにも付き合って様々な衣装を着ている。体育の授業では、他のみんなと違うブルマを着たりするハメになっている。クラスの女子の発育具合をみたときは、自分の発育具合と比べて落ち込んでいた。ただ、下の毛はあるらしい。
学校では、マリアの元で泥棒としての能力だけを身につけて勉強をあまりしてこなかったため、授業の内容は分かっていない。ただ、英語だけはマリアに教わっていたこともあってできる。
誕生日はテンシの日として10月4日にしている。当初は、朝比奈家の財産を奪うためだけに妹を演じていたが、徐々に朝比奈家の温かみを知っていって情が湧いていく。実は司の生き別れの姉であり、朝比奈家が長子としての男子を望んでいたため、養子に出されていた。
朝比奈 司(あさひな つかさ)
両親を一カ月前に亡くして、高校生にして遺産を相続して朝比奈グループの総裁になる。本人は、遺産を相続することなんて望んでおらず、「かわいい妹をください」と流れ星に願う。そのとき、偶然泥棒に入ったみかろを妹とすることにした。
よく、「兄弟水入らず」としてみかろと一緒にお風呂に入ろうとしたり、みかろに早着替えをさせて楽しんだりしている。授業でもカメラを回してみかろを撮影する。
小梅の制服を盗んだ犯人を見つけ出したり、大金を失いそうになっても落ち着いて乗り切るなど優秀な面がある。
八乙女 小梅(やおとめ こうめ)
みかろに友人として接してくれる女の子。制服がなくなっても、人のものを盗る人がクラスにいることを疑いたくないという理由で先生に言わなかった。巨乳。
青乃とは友人関係で、青乃とみかろが良い友人になれると思っている。
誕生日ではみんなに祝われてカラータッチゲーム(ツイスターゲーム)などで楽しんだ。そして、みかろに友達になれてよかったと感謝を伝える。
白川 青乃(しらかわ あおの)
小梅の友人。パーティーみたいなところが苦手で、幼いころにパーティーで司に優しくされて「青乃ちゃんみたいな妹がいたらなって思ってたからかな?」といわれたことをきっかけに、自分こそ司の妹にふさわしいと思っている。そのため、司の妹となったみかろを敵視している。なお、司は妹がいたらというセリフを隣のクラスの桂(かつら)や図書委員の桜宮(さくらみや)にも言っているらしい。
家は名家であり、お金もカードでもらっている。葉月とは仲が悪い。
卯月(うづき)
司の保護者的存在。急に司が妹としてみかろを迎えて手続きをするはめになったりと振り回され気味。みかろを妹として認めてはいないが、学園生活をうまくやっているかどうか気にかけたりしている。
葉月(はづき)
卯月の妹。一人称は「僕」。第6話終わりに帰ってきて、突然司の妹としていたみかろを家から追い出そうとする。そしてみかろのDNA検査を行うも、偽造書類に酔って一致という結果が出てしまっている。朝比奈家を守るという意志が強く、そのためには司にも反抗する。
昔はメイド服を着ていたが、メイド頭就任の日に髪をばっさりと切って執事服を着るようになる。
マリア
みかろの泥棒の上司。白華学園に保険医として入り込む。
ヴィース
みかろの泥棒の仲間。白華学園に清掃員として入り込む。
桜宮 詩恵名(さくらみや しえな)
第14話より登場。パーティーに出席したみかろたちの前に現れる。フレンドリーに見えるが、裏では悪どいことをやっている。司の母親の形見である指輪を盗み出し、それがみかろにばれると偽物の指輪を渡して、乗り切ろうとした。だが、みかろに本物の指輪を取り返されている。
みかろが妹に成りすまして朝比奈家に潜入していることを知り、気に入らないとしている。マリアの申し出で朝比奈家の株を買って乗っ取ろうとするが、失敗した。
書類屋
みかろが葉月にDNA検査を行われるときにごまかすために依頼した相手。ごうつくばり。

用語一覧[編集]

早着替え(メタモルフォーゼ)
相手を一瞬で着替えさせることができる技。司が習っていたもの。更衣室に泥棒に入っていたみかろに早着替えを行い、それから妹として接しているみかろに何度も早着替えを行っている。

単行本[編集]

アクションコミックス双葉社)より発売。全3巻。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
嘘つきは妹のはじまり 1 2015年1月9日(2015年1月9日発売) ISBN 978-4-575-84561-7
  • 第1話 「金が…全てだろ!!」
  • 第2話 「必要なかったんだ」
  • 第3話 「1円にもなんねーけど」
  • 第4話 「ダチが困ってんのに」
  • 第5話 「妹はみかろだけ」
  • 第6話 「あぶく銭チャンス!!」
  • おまけ
嘘つきは妹のはじまり 2 2015年7月10日(2015年7月10日発売) ISBN 978-4-575-84649-2
  • 第7話 「突っ切ってしまえ!!」
  • 第8話 「捕まる前に…逃げねぇと」
  • 第9話 「狙われすぎじぇね?」
  • 第10話 「金なんて腐るほど」
  • 第11話 「金の匂いのする話」
  • 第12話 「本当の兄妹じゃないのに」
  • おまけ
嘘つきは妹のはじまり 3 2016年2月12日(2016年2月12日発売) ISBN 978-4-575-84755-0
  • 第13話 「そんなんじゃねぇし!」
  • 第14話 「目的は一緒だからな」
  • 第15話 「泥棒ナメんなよ!!」
  • 第16話 「どんな奴が相手だろうと」
  • 第17話 「冗談きついぜ」
  • 最終話 「あたしは嘘つきで」
  • おまけ

脚注[編集]

外部リンク[編集]