原始乙女と神の塔
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『原始乙女と神の塔』(げんしおとめとかみのとう、Genshi otome to kami no tou)は、シオミヤイルカによる日本の漫画作品。
概要[編集]
『ヤングマガジンサード』2014年VOL.3、2015年VOL.1、VOL.7、VOL.8、VOL.10に掲載。文明が滅んで人類が原始時代の生活を送るようになった世界観で、東京タワーを「神の塔」と崇めている世界の3つの短編を描く。
ストーリー[編集]
希望のオタカラ編[編集]
キシンは、ドジっ娘でユーノを目標に努力を重ねていたが、狩りで活躍できないでいた。そんな中、ユーノが利き腕を怪我してしまう。そして、キシンとユーノは願いを叶えると言われる神の塔に一緒に向かうことになる。
約束のオタカラ編[編集]
悪戯好きの双子ソウとセイ。そんな中、火をつける道具を火を吹く生き物だと勘違いして持ち帰って使うようになる。
幸運のオタカラ編[編集]
不幸体質を変えるために神の塔を目指すことになったフッコ。途中で出会ったアゲハとニクと一緒に神の塔へ行くことになる。
登場人物[編集]
希望のオタカラ編[編集]
- キシン
- ドジっ娘。ユーノに「努力すれば私のようになれますわ」と言われたことで、狩りに参加してみんなの役に立つためにやり投げの練習をしていたが、狩りで活躍できずにいた。そんな中、利き腕を怪我して狩りをすることが難しくなってしまった憧れのユーノの悪口を言っていたトマキを怒り、取っ組み合いになったところをユーノが仲裁。ユーノと話して、ユーノと一緒に願いが叶う「オタカラ」があると言われている神の塔に出かけることになった。
- 旅の道中でユーノからの信頼も得ていき、友達となる。実は目があまり見えていなかったキシンは、神の塔で眼鏡を見つける。そして、ユーノのピンチを助けることができ、二人で無事に村に帰ることとなった。
- ユーノ
- 村で一番狩りがうまく、男性も敵わない村のエースだった。そして、自分のことを強者だと周囲が見えなくなっていた。そんな中で、利き腕を怪我してしまい、村の人からはもうお終いと言われてしまう。そんな中、ユーノの悪口を言う村のみんなを怒るキシンに励まされる。そして、二人で神の塔に出かけることになった。
- 神の塔へ向かう中で、自分が変わってしまっても真っすぐで変わらなかったキシンを友達と認めるようになる。そして、友達というオタカラを手に入れてキシンと一緒に村に帰ることになった。
- トマキ
- キシンと同じ村の娘。キシンを役立たずとバカにしている。
約束のオタカラ編[編集]
- ソウ
- 悪戯好きで、セイと双子の娘。チャッカマンを火を吹く生物だと勘違いして「チャッケマ」と名付けて持ち帰る。
- セイ
- 悪戯好きで、ソウと双子の娘。チャッカマンを火を吹く生物だと勘違いして「チャッケマ」と名付けて持ち帰る。
- 村長
- ソウやセイが住む村の村長。双子に手を焼いている。
幸運のオタカラ編[編集]
- フッコ
- ラキーの村の出身。不幸体質の運命を変えるために、オババに言われて神の塔を目指す。オババにもらった不幸を抑えるという呪いを込めた腕輪をつけて行くことになり、外れると一生分の不運が振りかかると忠告される。
- 神の塔を目指す途中でアゲハとニク出会っい、友達を得ることができた。
- アゲハ
- ルギの村の出身。途中で出会ったフッコと一緒に神の塔を目指すことになる。可愛くなることを目指して顔に色々と盛っているが、盛りすぎて怖くなっている。そのため、みんなに冷たくされていることに気づいておらず、神の塔に行ってもっと可愛くしてもらうことを目指している。化粧を落とすとフッコが気づかない程の美女になり、フッコはアゲハの巨乳を確認するまで同一人物だと認識できなかった。
- ニク
- フッコとアゲハが神の塔に行く途中で出会い、一緒に神の塔に行くことになった女の子。「ニク」としか話さない。食欲旺盛。
- オババ
- 呪い師(まじないし)。不幸体質のフッコに、運命を変えるために神の塔を目指すように言う。
用語一覧[編集]
- 神の塔
- 願いが叶う「オタカラ」があると言われている塔。正体は、寂れた東京タワー。
単行本[編集]
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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原始乙女と神の塔 | 2015年10月6日(2015年10月6日発売) | ISBN 978-4-06-382690-6 |
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