千葉急行バス
千葉急行バス (ちばきゅうこうばす)とは、千葉県本拠と思われる架空のバス会社である。
概要[編集]
2022年1月14日にTwitterに投稿された「バス停らしきもの」の写真が始まり。バス停は千葉市コミュニティバス「おまごバス」宮内山バス停の脇に園芸用の棒で地面に刺さっており、先端にはラミネート加工された紙が貼りつけられていた。
バスは八街駅行きで、日曜日の早朝にのみ運行されるそう。宮内山バス停は朝5:42に出発し、希望ヶ丘中央・新八街を経て八街駅に6:09に到着する。停車バス停の横には運賃が記載されている。ここまで見るとしっかりとしたバス停ではあるのだろう。
しかし園芸用の棒にラミネート加工された紙という粗末な作りに加え、バス停には「運休する場合あり。20分以上遅れた場合は運休とみなしてください」という奇妙な文言。さらに座席定員制であることや、出発点も分からない[1]。バス会社への連絡先は一切書かれておらず、会社名の「千葉急行バス」としか手掛かりはない。この「千葉急行バス」は千葉バス協会に加入しておらず、またネットで検索しても公式サイトらしきものは一切出てこない。
この画像が投稿されるや否やネット上で多くの反響を呼び、周辺エリアでは同じ方法で立っているバス停が発見された。同じ千葉急行バスのバス停の中には既存のバス停に紐で括っただけのものも出てきている。あまりにも不審な内容に、「バスオタクのいたずら」「個人の白タク」など、様々な噂が見られた。
翌月にはメディアに取り上げられてニュースとなり、瞬く間にこの話は全国に拡大した。バスオタクの中には千葉急行バスを一目見ようと現地に赴いて調査をした者もいたが、結局その姿を見たものは誰一人いない。なお、千葉県警察は犯人を特定しており、注意を行っているそう。
実態[編集]
明らか手書きではないバス停の内容や、ルートや運賃計算を行っている以上、バスについてある程度の知識をもった人間が行っていると思われる。バスオタクがいたずら目的で置いた可能性が考えられるが、実態は未だによく分かっていない。
路線[編集]
- 急行 千城台駅→宮内山→希望ヶ丘中央→新八街→八街駅(日曜朝1便のみ運転)
その他[編集]
千葉県にて貸切バスを運営するバス会社である「千葉急行観光」、同県にかつて存在した鉄道会社である「千葉急行」、同県で乗合バス路線を持つ茨城急行自動車とは無関係である。