千日尼

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

千日尼(せんにちに、生没年未詳)は、鎌倉時代中期の日蓮宗尼僧阿仏房尼とも呼ばれる。

承久の乱順徳天皇佐渡に流されると夫の遠藤為盛(のちの阿仏房日得、北面の武士であったと伝える)とともに奉仕し、順徳天皇が島で崩御されると、夫とともに剃髪し千日尼と号した。文永8年(1271年)、日蓮が佐渡に配流されると夫妻で日蓮の弟子となる。弘安2年(1279年)に夫が亡くなると子の遠藤藤九郎盛綱をの日蓮のもとにつかわし、遺骨身延山久遠寺に納めたことが知られる。