区内観測所

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

区内観測所(くないかんそくじょ)または管内観測所(かんないかんそくじょ)は、気象台が個人や団体に委託して観測を行っていた観測所。

概要[編集]

1890年代ごろからアメダスが整備される1970年代末まで設けられた。

主に降水量、気温の測定を気象台と関係ない個人や団体に委託したが、欠測も多く、観測所の新規開設・閉鎖・移転も激しかった。また、区内観測所で使われていた当時の観測機器は気象台のものより精度が低く、疑問値も多い。このため、現在、区内観測所での観測記録は気象庁の公式記録とは認められていないが、民間気象会社が蓄積するデータと同様に、貴重なデータであることには違いない。

気象庁のホームページで観測記録を閲覧することはできないが、気象台に行くと閲覧できる場合がある。その他、図書館に残っている観測月報にも区内観測所の記録が記載されている場合がある。