化学当量

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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化学当量または単に当量物質量(モル数)に類似した概念であり、或量あたりの物質量、平たく言えば何とか当たりのモル数を指す。記号 Eq。古代の単位であり、SIでなく利用も推奨されない。 最も一般的なのはイオンに対して用いられるもので、価数当たりの物質量であり、通常は生理学や臨床医学などで輸液中のイオンを計測する際に今以て常用される。

例えば 1 molのNa+は 1 Eq であるが、1 molのCa2+は 2 Eq である。

Eq/L = N (規定度)であり、mEq/L は輸液中のイオン濃度に対して用いられる。これはモル濃度に類似する。

例えば 1 mmol/L (= 1 mM) のNa+は 1 mEq/L (= 1 mN) であるが、1 mmol/L (= 1 mM) のCa2+は 2 mEq/L (= 2 mN) である。 尚、N は上述の分野では多用されず、Eq/L の形が好まれる。