劉非 (前漢)
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劉 非(りゅう ひ、? - 紀元前128年)は、前漢の皇族。父は前漢の第6代皇帝・景帝。
生涯[編集]
景帝が即位すると、父帝より汝南王に封じられる[1]。才気があったので、呉楚七国の乱では父帝に上書して反乱軍の主格を成していた呉の劉濞を討伐するように願って認められ、将軍の印璽を賜って乱の平定に貢献し、この功績により呉の領土を与えられて江都王に封じられ、さらに皇帝の旗を賜ることになる栄誉を与えられた[1]。
後に匈奴が前漢の領土に侵入した際には、匈奴討伐の許可を求めるなど非常に武断的な性格をしていたが、これは許可されなかった[1]。劉非は気力に富んで豪傑を招聘し、宮殿を造営するなど次第に驕慢で奢侈にもなったという[1]。紀元前128年に死去した[1]。