劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんとは、ファイナルファンタジーXIVメディアミックス作品の一つとして2019年6月21日に公開された映画である。

概要[編集]

2019年3月に開催されたリアルイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」にて制作が発表された[1]

主要なスタッフは概ねドラマ版のスタッフが多数続投。キャストは2018年に急逝した大杉漣など一部が入れ替わったものの半分以上が続投となった。

ストーリーについては原作・ドラマ版を踏襲する部分がとられているが、原作には存在しない「アキオ(主人公)の妹」が登場し、娘と父の葛藤劇のようなシーンが追加されている。また原作にはなかったアキオと博太郎との和解に至るシーンも追加され、原作とは違う物語として作られ完結までの過程はほぼオリジナルとして製作されている[2]。また原作では存在しなかったヒロインが存在するなど様々な変更が加わっている。

最終決戦に当たるシーンは原作以上のクオリティを持つ映像となっており、さらにゲーム内でのシーンも組み込まれ、非常に迫力のあるシーンとなっている。この最終決戦でのシーンであるが、なんと普通のプレイヤーではほぼ一回ではクリア不可能と言われる高難度コンテンツを一発でクリアするという離れ業をやってのける。

またタイアップも兼ねているのかリアルパートでは実在する食品メーカーの名前まで出されている。

本作の予想以上のヒットに影響を受けたのか本作の公開以降FF14のログイン率は記録的な上昇をし、社会的にも大きな影響を与えることとなった。

なお、原作者におけるマイディーは2018年に大腸がんが発見され手術で取り除かれたものの、2年後の2020年6月に再発が確認された。その後癌との闘病の末、2020年12月に死去が報じられ同日、業界全体に激震が走る事となった。この訃報の知らせはちょうど漆黒編最新パッチ5.4の公開とほぼ同時時期の事であった。

あらすじ[編集]

「この人が死んだ時、僕は泣いたりするんだろうか」
父と話す事が無くなってから10年以上が経った。父親の背中を見ながら、心の中で悩み続けるアキオ(坂口健太郎)。いつものようにエオルゼアにログインしたアキオは仲間たちにその悩みを打ち明けるのであった……。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

稲葉光生/マイディー
ゲーム好きで真面目な青年、広告代理店に勤務し上司との仲も良好。
父である暁とは距離を感じているものの嫌っているわけではなくむしろ尊敬の念まで感じている。
父の本当の姿を見てみたい。その想いから『ファイナルファンタジーXIV』の世界に暁を誘い、自らの正体を隠し父と共にプレイする。
  • リアルパート
父の本当の姿を見てみたい。その思い付きから『ファイナルファンタジーXIV』の世界に博太郎を誘い、自らの正体を隠しながら日々生活することとなるが試行錯誤を伴う生活が続く。やがて父の本来の姿を見ることとなり父の優しさとその気持ち気づき翻弄することになる。
  • エオルゼアパート
種族はミコッテを選択してプレイ。主なジョブはモンク。敵の力量を瞬時に見定めることができる上級者プレイヤー。装備の見た目から察するに劇場版の時点ですでに漆黒編に到達している可能性がある。イフリート、タイタンなどでの戦闘では父を含む仲間たちに的確な指示を出して勝利に導いた。やがて父にたいして正体を隠しながらプレイし続けることで奇妙な友情心を抱くようになり父への想いが強くなっていき自身が父をだましているのではないかと悩むようになる。終いに父の想いに応えるべく文字通り最強の敵でもあるツインタニアに挑むことを仲間たちに打診。そしてツインタニアを倒すため仲間たちと不眠不休の覚悟で特訓の日々に明け暮れることとなる。しかしこれが実際に父インディーが本当の意味で命を懸けた戦いであることは全く知らなかった。プレイヤーとしての実力だけでなく仲間たちを導くリーダーとしても非常に優れておりなんと一回では倒すことはほぼ無理だと言われたツインタニアを討伐に導く離れ業をやってのけることに成功している。
岩本暁/インディ
アキオの父。
仕事一筋であり非常に頭の固い性格。専務への昇進も内定していた。ある日突然、家族への相談もなく仕事を辞めてしまう。
60歳を超えてから『ファイナルファンタジーXIV』に夢中になり新しい人生を模索していく。
何も考えていないようであるが息子、光生のことは誰よりも大切に思っている
  • リアルパート
  • エオルゼアパート


井出里美/ゴリオ
アルちゃん
キリンちゃん
ゆっきー

リアルパート[編集]

岩本美樹
吉井晋太郎
岩本由紀子

脚注[編集]

  1. “【FFXIV FAN FES】ファンフェスで「劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん」を発表”. Game Watch (株式会社インプレス). (2019年3月24日. https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1176165.html 2019年3月25日閲覧。 
  2. ただしここでの「原作」はドラマを指す。本来マイディーたちが辿った結末はこの劇場版での結末と同じである

外部リンク[編集]