刀使ノ巫女

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刀使ノ巫女』(とじノみこ)は、Studio五組制作の日本オリジナルテレビアニメ作品

概要[編集]

2017年5月15日、Studio五組によるオリジナルアニメ『刀使ノ巫女』が製作されることが発表[1]。公式サイトやTwitterもオープンした[2]

2018年1月よりテレビアニメが放送開始。6月まで全24話が放送された。ナレーションは川澄綾子

2017年8月11日にはスマートフォン用ゲームの配信も予定していると発表[3]。2018年より『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』が配信される。

ストーリー[編集]

第1話
衛藤可奈美柳瀬舞衣は学内選抜で御前試合に出場が決定する。可奈美は決勝まで勝ち進んで十条姫和と対戦することとなる。だが、試合開始と同時に姫和は折神紫を討とうとするも失敗。可奈美は親衛隊にやられそうになる姫和を庇ってそのまま一緒に逃走するのだった。
第2話
可奈美と姫和は共に逃走することとなる。紫の親衛隊らが捜索を開始していき、舞衣は可奈美を助けようと学園長と取引をする。そして、可奈美を連れ戻して姫和も連れてくれば罪を軽くするように言ってくれるということで、居場所を特定して連れ戻そうとする。だが、可奈美は紫によくないものがついているのを見たため、今は捕まるわけにはいかないという。舞衣も認めて二人は逃走生活を続けることとなるのだった。
第3話
逃亡生活を続ける二人は舞衣の書置きを頼りに行った場所で恩田累と出会ってしばらくの間、匿ってもらうことになる。鎌府女学院学長の高津雪那は、二人を捕らえることに執念を燃やして居場所を特定。糸見沙耶香を討伐に向かわせることにした。そうして、累の家を襲撃する沙耶香。姫和は斬るしかないのかと覚悟を決めるが、可奈美が割って入って沙耶香をとめるのだった。
第4話
姫和は可奈美に自分の剣とは違うと戻るように言い、一人でいってしまう。一人になった可奈美にエレンと薫が襲いかかる。苦戦する可奈美だったが、騒ぎを聞いた姫和が戻ってきて助ける。そして、攻防が繰り返された後にS級装備を二人が身に着けたため、姫和と可奈美は逃亡するのだった。
逃げた先で可奈美は姫和は亡くなった母親の手紙で紫のことを知ったと話す。そんな姫和の重みを可奈美も背負うというのだった。そんな二人に新たな追手が差し向けられるのであった。
第5話
姫和と可奈美に追いついたエレンと薫は自分たちと利害が一致しているとして手を組まないかと提案する。そんな中、荒魂が出現したことで分断される4人。親衛隊と戦うことになるが、それぞれ退けることに成功。それぞれ目的地に向かうのだった。
第6話
エレンは敵の様子を探ろうと捕まったふりをする。そして、親衛隊がいなくなった隙をついて動き出すが、夜見に見つかって戦うこととなる。夜見は荒魂を注射することで戦い、エレンは倒されそうになってしまう。だが、薫たちが駆け付けて応戦。しかし、夜見は荒魂をいくつも注射することでパワーアップしていき、可奈美は斬られそうになる。そこで夜見に拒絶反応が起き、倒れたことで難を逃れる。そして、一行は潜水艦に乗ってその場を離脱するのだった。
第7話
雪那は荒魂を沙耶香に注入して紫に仕える完成品にしようとしていた。しかし、沙耶香はこれを拒否して逃走。燕結芽は、これを聞いて面白そうと沙耶香を捕まえようとする。舞衣と合流した沙耶香と戦う結芽。途中で雪那がやってきたことで、とりあえず結芽は帰っていく。沙耶香はやってきた雪那に対して戻ることを拒否する。そして、舞衣と沙耶香は雪那の手引きで可奈美たちと合流することになるのだった。
第8話
可奈美と姫和たちは20年前に起きた大災害についての真実を聞く。そこでそれぞれの母親が折神紫らと一緒に荒魂を討滅していた話を聞く。母親はそのときの出来事が原因で数年後に死亡。紫も荒魂に飲み込まれつつあることを知るのだった。
第9話
訓練後、みんなで浴衣を着てお祭りに出かけることにした可奈美たち。だが、お祭り終了後に紫の差し向けた者たちが犯罪者としてみんなを捕らえようとする。可奈美たちは逃亡することができたものの、米村孝子小川聡美らは敵を食い止めていて捕まってしまうのだった。
第10話
紫により学園などの拠点を抑えられていく。そんな中、可奈美を倒すためにうって出ることを決意。朱音らの協力で紫のいるところに乗り込むのだった。
第11話
可奈美と姫和は襲い掛かる親衛隊に対してみんなの協力を得ながら倒していって進んでいく。そして、ついに紫のいる場所までたどり着くのだった。
第12話
可奈美と姫和は紫に立ち向かうも圧倒的な力の前に苦戦。そんな中、美奈都の意思が可奈美におりてきて紫に攻撃を加える。そして、姫和が秘儀によって自分もろとも紫を倒そうとするが、可奈美がしがみつく。こうして、二人は無事に戻ってくることができたのだった。
第13話
荒魂事件が頻発して、可奈美たちは各地で戦っていた。そんな中、姫和 は気持ちが乗らないでいたが、可奈美たちの元に戻ってくるのだった。
第14話
舞衣は父親の柳瀬孝則に呼ばれて家に戻ると、美濃関学院を辞めるように言われる。翌日、父親が出資している特別希少金属利用研究所に父親と一緒に行き、そこではエレンの両親も研究していた。そんな中、謎の襲撃者が現れ、エレンと舞衣と戦うも逃がしてしまう。だが、麻衣は父親が学園を辞めるように言ったのは麻衣の身を案じてのことだったと知り、和解。そして、麻衣は刀使を続けていくことを認めてもらうのだった。
第15話
薫は群馬に隊長として荒魂の調査に向かうことになる。そこで沙耶香も合流して探すことになるも、現れたのは小さな荒魂であり、討伐しようとする沙耶香に辞めるように言う薫。だが、荒魂は大型化してしまって薫は討伐を引き受ける。そして、討伐が終わったのち、何者かの襲撃により荒魂が奪われてしまう。現場には真希の姿があったのだった。
第16話
防衛省に朱音の護衛のために同行することになった可奈美と姫和。そこには大荒魂が分離した三体の一つタキリヒメがいた。タギツヒメがタギツヒメを奪還しようと防衛省に来たことで可奈美と姫和は迎え撃ち、途中で現れた真希と共に退けるのだった。
第17話
紫やイチキシマヒメの話を聞くことになった可奈美たち。そこで様々な真実を知ることになった。一方、綾小路武芸学舎では相楽結月が、夜見に候補生をひん死の状態にされたことで近衛隊を選抜することになるのだった。
第18話
ねねをきっかけにタキリヒメと何かしら分かり合えた気がした可奈美。だが、タギツヒメが襲撃してきたことでタキリヒメが倒されてしまうのだった。
第19話
タギツヒメ勢力は政府をも引き入れて可奈美たちをじわじわと追い詰めていく。そして、イチキシマヒメを捕らえるために雪那がついに動き出すのだった。
第20話
イチキシマヒメと紫は逃亡を続ける。そんな中、タギツヒメが襲来してくる。紫を助けたいイチキシマヒメは姫和に助けを求めるのだった。
第21話
イチキシマヒメを取り入れた姫和はイチキシマヒメを斬るも力を抑えきれないと自ら去ろうとする。そんな姫和に可奈美は剣術で勝負して、姫和の重荷は自分も背負うと行かせない決意を固める。だが、姫和の中からタギツヒメが現れて姫和を切り捨てるのだった。
第22話
タギツヒメは雪那も用済みと追い払い、ついに敵なしとなる。可奈美たちは姫和を取り戻すための戦いを始めていく。そして、可奈美の声が届いてついに姫和を取り戻すことに成功するのだった。
第23話
タギツヒメとの最終決戦にのぞむみんな。姫和はタギツヒメと共に祓っていこうとするが、可奈美は追いかけてくる。そして、タギツヒメをも救うための戦いを繰り広げるのだった。
第24話
隠世の果てに飛ばされた可奈美と姫和はそれぞれ母親と再会する。そこで可奈美と姫和はそれぞれ出会い、お互いに母親との別れを惜しみながら未練を断ち切って元の世界に戻ることとなる。そして、みんなの待つ世界へと帰っていくのであった。

登場人物[編集]

衛藤可奈美(えとう かなみ)
声 - 本渡楓
美濃関学院中等部二年生。13歳。
十条姫和 (じゅうじょう ひより)
声 - 大西沙織
平城学館中等部三年生。14歳。
柳瀬舞衣 (やなせ まい)
声 - 和氣あず未
美濃関学院中等部二年生。13歳。
糸見沙耶香(いとみ さやか)
声 - 木野日菜
鎌符女学院中等部一年生。12歳。
益子薫(ましこ かおる)
声 - 松田利冴
長船女学院高等部一年生。15歳。御刀は袮々切丸。
古波蔵エレン(こはぐら えれん)
声 - 鈴木絵理
長船女学院高等部一年生。15歳。御刀は越前康継。
折神紫(おりがみ ゆかり)
声 - 瀬戸麻沙美
折神家の当主。警視庁刀剣類管理局の局長を務める女性。
獅童真希(しどう まき)
声 - 内山夕実
折神家親衛隊の第一席。
此花寿々花(このはな すずか)
声 - M・A・O
折神家親衛隊の第二席。
皐月夜見(さつき よみ)
声 - 渕上舞
折神家親衛隊の第三席。御刀は水上切兼光。
燕結芽(つばくろ ゆめ)
声 - 水瀬いのり
折神家親衛隊の第四席。御刀はにっかり青江。
羽鳥絵麻
声 - 中原麻衣
岩倉早苗
声 - 井上ほの花
柴田
声 - 村瀬克輝
友紀
声 - 佳穂成美
声 - 水谷麻鈴
ねね
声 - 松田颯水
五條いろは
声 - ゆきのさつき
高津雪那(たかつ ゆきな)
声 - ゆかな
鎌府女学院学長。折神紫対する忠誠心が高いのか、可奈美たちをとらえることに執念を燃やす。
恩田累
声 - 井澤佳の実
美濃関学院出身の元刀使。アニメ第3話で可奈美たちを匿う。
真庭紗南(まにわさな)
声 - 朴璐美
長船女学園・学長。
フリードマン
声 - 星野充昭
エレンの祖父。
折神朱音
声 - 川澄綾子
折神紫の妹。
衛藤 美奈都(えとう みなと) / 夢の中の刀使
声 - 伊藤静
アニメ第3話で可奈美の夢の中に出てくる。
十条 篝(じゅうじょう かがり)
声 - 種田梨沙
姫和の亡き母親。
相楽 結月(さがら ゆづき)
声 - 小清水亜美
綾小路武芸学舎の学長。
米村孝子
声 - 清水彩香
小川聡美
声 - 川崎芽衣子
内里歩
声 - 大和田仁美
田辺美弥
声 - 長江里加
柳瀬 孝則(やなせ たかのり)
声 - 増谷康紀
舞衣の父親。
柳瀬 柊子(やなせ しゅうこ)
声 - 進藤尚美
舞衣の母親。
柳瀬 美結(やなせ みゆ)
声 - 下地紫野
舞衣の妹。
柳瀬 詩織(やなせ しおり)
声 - 大野柚布子
舞衣の妹。
古波蔵 公威(こはぐら きみたけ)
声 - 小形満
エレンの父親。特別希少金属利用研究所主任。
ジャクリーン
声 - 柚木涼香
エレンの母親。
桐生葉月
声 - 綾瀬有
アニメ第15話で薫の副隊長をつとめる。

[編集]

タギツヒメ
声 - 日高里菜
タキリヒメ
声 - 斎藤千和
市ヶ谷の防衛省にいる。
イチキシマヒメ
声 - 喜多村英梨

スタッフ[編集]

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1話 切っ先の向く先 髙橋龍也 柿本広大 柿本広大 大田謙治、王國年 八尋裕子
第2話 二人の距離 髙橋龍也 名村英敏 牧野友映 水野隆宏 八尋裕子
第3話 無想の剣 髙橋龍也 信田ユウ 信田ユウ 横松雄馬 大田謙治
第4話 覚悟の重さ 髙橋龍也 島津裕行 浅見松雄 柳孝相、橋本純一、山口保則
ハンミンギ、森出剛
八尋裕子
第5話 山狩りの夜 あおしまたかし 筆坂明規 筆坂明規 正金時直子、三股浩史、小菅洋 大田謙治
第6話 人と穢れの隙間 砂山蔵澄 福田道生 山内東生雄 島崎望、柳瀬譲二
小川一郎、睦田聡志
櫻井拓郎、沼田広
八尋裕子
第7話 心の疼き あおしまたかし 山川吉樹 工藤寛顕 小島えり 大田謙治
第8話 災厄の日 髙橋龍也 柿本広大
信田ユウ
筆坂明規
濱崎徹 水野隆宏、日高真由美、黒田和也 八尋裕子
第9話 祭りのあと 砂山蔵澄 牧野友映 牧野友映 横松雄馬、寿夢龍、清水博之 大田謙治
第10話 明日への決意 大久保昌弘 島津裕行 星野美鈴 青木真理子、森悦史
友田政晴(メカ)
八尋裕子
第11話 月下の閃き あおしまたかし 筆坂明規 筆坂明規 正金寺直子、三股浩史、是本晶 大田謙治
第12話 ひとつの太刀 高橋龍也 大平直樹 下司泰弘 八尋裕子、小菅洋、正木優太
緒方浩美、細田沙織、横松雄馬
八尋裕子
第13話 次代の英雄 髙橋龍也 信田ユウ 信田ユウ 水野隆宏 永山恵 黒田和也 酒井孝裕 小菅洋 レベルゼロ 大田謙治
第14話 家族の場景 砂山蔵澄 福井洋平 福井洋平 飯飼一幸岡崎伸浩服部益実橋本純一柳孝相ハンミンギ山口保則 大田謙治
第15話 怠け者の一分 あおしまたかし 牧野友映 牧野友映 高橋こう平 日高真由美 横松雄馬 大田謙治
第16話 牢監の拝謁 大久保昌弘 滝川和夫 濱﨑徹 寿夢龍 細田沙織 松村康功 和田賢人 アニタス神戸 太田慎之介 八尋裕子
第17話 女神たちの狂騒 髙橋龍也 筆坂明規 筆坂明規 小菅洋 小島唯可 ソンミンジュ 大田謙治
第18話 荒魂の跳梁 あおしまたかし 島津裕行 白石道太 大野勉 沼田広 櫻井拓郎 小菅洋 細田沙織 正木優太 八尋裕子
第19話 禍神の呼び声 砂山蔵澄 信田ユウ 小林孝志 高橋こう平 正金寺直子 黒田和也 松村康功 大田謙治
第20話 最後の女神 あおしまたかし 飯田崇 牧野友映 八尋裕子 寿夢龍 水野隆宏 横松雄馬 アニタス神戸 太田慎之介 八尋裕子
第21話 雷神の剣 髙橋龍也 岩畑剛一 下司泰弘 大田謙治 小菅洋 細田沙織 大田謙治
第22話 隠世の門 あおしまたかし 林直孝 濱崎徹 大田謙治 小菅洋 細田沙織
LIM SUN HEE LIM JI HYUM 正木優太 松村康功
日高真由美 横松雄馬
八尋裕子
第23話 刹那の果て 砂山蔵澄 筆坂明規 筆坂明規 大田謙治 正金寺直子 和田賢人 寿夢龍 水野隆宏 アニタス神戸
太田慎之介
大田謙治
第24話 結びの巫女 髙橋龍也 信田ユウ 信田ユウ 神谷智大 小菅洋 堀澤聡志 永山恵 横松雄馬 正木優太 八尋裕子

スマートフォン用ゲーム[編集]

詳しくは『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』参照。

脚注[編集]

外部リンク[編集]