冷界大戦争。

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冷界大戦争。』(れいかいだいせんそう)とは、かつてフリーソフトとして配布されていたRPGゲームのタイトル。製作者は『魔壊屋姉妹。』で有名な、ヒガガガ本舗。(higa氏)である。

概要[編集]

2005年3月13日に公開された。作者によって「寒中見舞いRPG」と題されている。難易度はなかなかに高い。中華浴衣と黒月朱雨(敬称略)が製作に協力している。

現在では公式サイトが閉鎖され、Vectorなどにもアップロードされていないため、一般に入手することは不可能となっている。どうしても遊びたい人は、電子掲示板などでこのゲームデータを持っている人を募集し、その人に頼んで、アップローダーサイト経由などによって、間接的に入手するという方法を取るとよい。

※このサイトで公開していた全てのゲームの著作権を放棄します。
  以後、どのように扱って頂いても構いません(転載、掲載等)。

  ただし使用しているBGM、スクリプト素材についてはそれぞれの作者様に著作権があります。
  ゲーム使用によって起こった問題に作者は一切関与しません、全て自己責任でお願いします。

2008年9月14日時点での作者サイトにはこのように書かれているため、アップローダー経由での譲渡などに、法的な問題は一切ない。(なお2011年7月22日時点までこの記述は確認できる。)[1]

ゲーム公開当初はこのゲームの二次創作はやめてほしい旨のコメントがなされていた。(実際に悪質な二次創作があったのか、あるいは単に予防線として書いたのかは不明。)ただし上述のとおり、サイト閉鎖時には、higa氏が、この「冷界大戦争。」含め過去に製作した全てのゲームの著作権を放棄することを宣言している。

RPGツクールXPによって作成されており、動作にはランタイムパッケージ(RTP)が必要である。(RTPはネット上で無料でDLできる)

WindowsVistaで遊ぶ時には、Game.iniの「Library=RGSS102J.dll」を「Library=RGSS103J.dll」に書き換えるとよい。

ゲーム内容[編集]

とつじょ1000年に一度の大降雪に見舞われた東京で、主人公の「僕」がひょんなことから、降雪の原因を探り、解決する旅に出ることになる・・・・・・・という話だが、実質話なんてあってないようなもの。作者自身が「ややゲーム性の高い、ギャグ漫画と思ってお楽しみください。」と評するような、終始なあなあのお話である。特に楽屋話的なメタ発言が多く、プレイは人を選ぶ側面がある。

ストーリーだけが飛びぬけて面白いということはないものの、後の『魔壊屋姉妹。』での名やりとりに繋がるような、独特のヒガガガ的ノリの端緒を垣間見ることが出来、興味深い。

システムはアクティブタイムバトルシステムを採用している。コマンド入力中にも時間が止まらずに流れ続ける「アクティブ型」のアクティブタイムバトルシステムであるため、プレーヤーには素早い判断が求められる。ぼやぼやしていると雑魚敵相手にも余裕で死ねるため、一戦一戦に緊張感がある。戦闘がただの「作業」と化すことなく、戦闘モード自体がゲームの中心的醍醐味になっており、これもまた、のちの『魔壊屋姉妹。』に継承されているといえよう。

特徴的なのは「蘇りシステム」である。HPが0になり気絶状態となったキャラも、3ターン経てばHP1状態で自動的に回復する。操作キャラ3人が全員同時に気絶状態になったときのみゲームオーバー扱いとなるため、頑張れば結構粘ることが出来る。(ただし「粘れる」だけであって勝てるかは別物なのだが;;)

もっとも蘇るのは敵キャラも同じであるため、戦闘を長引かせると逆転負けしてしまうことも有得る。基本的に復活した敵キャラは、回復などさせる手間を与えずに、復活した直後に即効で殺すように心がけよう。所詮気絶から回復した時のHPはたかが知れているので(自キャラとは異なり敵のHPは明示されないが、恐らくHP1状態で復帰している)、ちょっと小突いただけで楽勝でぶっ殺せる。

この蘇りシステムは『魔壊屋姉妹。』にも継承された優れたシステムだが、なんと発想の元はバグであるらしい。設定ミスで蘇るようにしてしまったら、案外面白いのでそのまま採用したという風に、今は無き公式サイトで紹介されていた。

本ゲームは、一部「看板娘物語RPG。」を下書きにしている。「看板娘物語RPG。」とは、2003年6月~2004年9月頃まで、ヒガガガ本舗。公式サイトの看板キャラを務めていたシークレットを主人公としたものである。途中まで制作されたものの結局挫折し完成しなかった。かつては途中版までをダウンロードすることが出来たが、現在では当然入手不可となっている。このゲームが下書きにあったため、「冷界大戦争。」はさほど苦労せずに作る事が出来たという。システム面よりもむしろキャラ絵(主人公達だけでなく敵モンスター含む)を新たに書き下ろすほうが大変であったとか。

エロシーンもグロシーンも無く、話も大して深くない重くないにも拘らず、なぜか作者本人によって18禁指定されている。2月23日に附けられた日記では、「ちなみに【冷界大戦争】も18禁。/ノリで18禁。/これと云って意味はなし——」となっている。小学生がプレイしても大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。

攻略情報[編集]

スキル一覧[編集]

公式サイトにスキル一覧の情報がかつて存在した。現在では閉鎖されているが、ウェブアーカイブを用いて閲覧することができる。

閲覧環境によってはリンクをクリックしても直接ページに飛ぶことができない。その際にはまずウェブアーカイブトップページに飛び、次に[Take Me Back]ボタンの隣の検索画面に http://f4.aaa.livedoor.jp/~higagaga/reikai/reikaiko.html と入力し、検索するとよい。

普通に遊んでいるだけはスキルコンプリートはまず不可能。どころかLv5のスキルを手に入れることさえ結構苦戦する。(作者自身が掲示板でコンプリートはやめたほうがいいという発言をしていたほどである。)

1回のプレイだけで全スキルをコンプリートすることは、仕様の上からいっても不可能である。(たとえば、「アイスパス」と「フレイムパス」などは同時に取得することが不可能である。他にも同時取得不可のスキルは多数ある。)『魔壊屋姉妹。』と異なり、仕様上の「2周目プレイ」は存在しないので、プレーヤーがゲームデータを幾つも作って、コンプリートを目指すことになるだろう。とはいえ、「七死冬」などはチートでも使わないかぎり、死ぬほど難しい取得条件である。もしもコンプリートを目指すなら、相当の覚悟を固める必要があるだろう。

状態異常[編集]

これもウェブアーカイブから閲覧できる。

(見れない場合はトップページから http://f4.aaa.livedoor.jp/~higagaga/reikai/reikai04.htmlで検索。)

霊+・器+ 、最後のギア3つ etc...は、普通にプレイしている限り、まず見ることはないと思われる。出現状況は不明だが、恐らく後述のスキル一覧のうち、取得が難しいほうの何がしかを取れば、見ることが出来るんだろう・・・・と推測される。情報募集中。

出典[編集]

  1. こちらから確認できる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]