冬虫夏草 (とうちゅうかそう)は、昆虫、クモ類といった陸生の節足動物に寄生する菌類である。名前の由来は、虫からキノコが生えているのを見た昔の人が冬は虫で夏に草(キノコ)になる生物だと考えたことである。
冬虫夏草の胞子が寄生主に取り込まれると死に至らしめ、内部に菌糸を張り巡らす。この時、寄生種が他の菌類や細菌類が入り込まないよう酵素を出す。やがて子実体が寄生種の体から伸び出して、先端から胞子を出す。