円 (数学)

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(えん)とは、ある点(中心)から平面上で一定の長さ(半径)にある点を限りなく細かくとった平面図形正多角形の数を無限大まで増やした図形ともいえる。

用語[編集]

  • 直径 - 半径の2倍の長さ。円の中にとれる線分の中で最長。「外径」ともいう。
  • 円周 - 円の周り。
  • - 円周の一部。
  • - 円周上にある二つの点を結んだ線分。

円周の長さ[編集]

半径 の円の円周は、

 

で求められる。 円周率と呼ばれ、円周を直径で割った値がどんな円でも一定の値 3.14… となるため定数として扱われている。

円の面積[編集]

CircleArea.svg

右の図のように、円板を扇形に刻んでそれらを互い違いに並べていく。扇形の分割数を限りなく増やすと底辺が 、高さが 長方形平行四辺形)とみなせるので、もとの円の面積が で与えられることが分かる。

以下のように積分を使って導出することもできる。

半径 r の円は xy 平面上で の式で表される。これを y を x の式で表すと と変形できる。

ここで の領域だけ考えれば、この部分に含まれる面積はもとの円の 1/2 なので、円の面積 S は

のように表される。これを計算すると、

関連項目[編集]

  • - 円を立体にしたような形
  • 円柱 - 円を立体にしたような形その2
  • 円錐 - 円を立体にしたような形その3