内田光子
ナビゲーションに移動
検索に移動
内田光子(うちだみつこ、英:Mitsuko Uchida、1948年12月20日 - )は日本生まれ、英国籍のピアニスト、指揮者。モーツアルト、シューベルト、ベートーベン、ショパン、ドビュッシー、シェーンベルグの演奏が特に評価されている。新ウィーン楽派の優れた解釈者として知られ、尊敬されている。
経歴[編集]
- 1948年12月20日、静岡県熱海市で生まれる。
- 1954年、お茶の水女子大学附属小学校入学。桐朋学園「子供のための音楽教室」で松岡貞子に学ぶ。
- 1960年、父親がオーストリア大使になったため、渡欧。
- 1961年、ウィーン音楽院でリヒャルト・ハウザーに師事。後年、ヴィルヘルム・ケンプ、ステファン・アスケナーゼに師事。
- 1962年、最初のリサイタルをウィーン楽友協会で行う(14歳)。
- 1966年、父親は日本に帰国したが、内田光子はウィーンに残る。ロンドンでマリア・クルチオに師事。最後にアルトゥル・シュナーベルから学ぶ。ミュンヘン国際音楽コンクール第3位。
- 1968年、エリザベート王妃国際音楽コンクール第10位。
- 1969年、ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝する。
- 1970年、ショパン国際ピアノコンクールで2位となる。このときの1位は ギャリック・オールソン(アメリカ)であった。
- 1972年、拠点をロンドンに移す。
- 1973年、ルツェルン音楽祭主催クララ・ハスキル国際ピアノコンクール第2位
- 1975年、リーズ国際ピアノ・コンクール第2位。
- 1998年、オーハイ音楽祭(米国カリフォルニア)の音楽監督となる。
- 2009年、モーツアルト・ピアノ協奏曲No23、No24の録音を行う。
- 2010年11月12日、内田光子 ピアノ・指揮(西宮、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール)
- クリーヴランド管弦楽団
- モーツァルト/ディヴェルティメント ヘ長調(K138)
- モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番
- モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番
- 2010年11月16日、内田光子ピアノ&指揮 サントリーホール 大ホール
- クリーヴランド管弦楽団
- モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K136
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K595
- 2018年10月24日、オール・シューベルト(札幌コンサートホール Kitara 大ホール)
- ピアノ・ソナタ 第7番 変ホ長調 D568
- ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D784
- ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
- 2018年10月26日、オール・シューベルト(水戸芸術館コンサートホールATM)
- 2018年10月29日、オール・シューベルト(サントリーホール)
- 2018年11月7日、オール・シューベルト(サントリーホール) 「皇后がコンサート鑑賞」
- ソナタ 第4番 イ短調 D537
- ソナタ 第15番 ハ長調 D840
- ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
受賞[編集]
- 1986年、サントリー音楽賞
- 1989年、モーツアルト・ピアノソナタの録音で、グラモフォンクラシック音楽賞器楽部門
- 2001年、大英帝国勲章(英国市民でないが受賞)
- 2005年、文化功労者
- 2008年、BBCディスク大賞(年間)
- 2012年、ロイヤル・フィルハーモニック金メダル
- 2015年、モーツァルト生誕259年記念モーツァルト・ゴールデン・メダル
- 2015年、 高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門
- 2017年、 第59回グラミー賞・クラシック部門最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞(ドロテア・レシュマン)