偶関数と奇関数
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定義[編集]
のとき、f(x)は偶関数である。
のとき、f(x)は奇関数である。
例[編集]
偶関数[編集]
奇関数[編集]
性質[編集]
グラフ[編集]
- 偶関数 f(x)は、xy-平面上にy=f(x)のグラフを描いたときy軸に関して対称(線対称)になる。
- 奇関数 f(x)は、xy-平面上にy=f(x)のグラフを描いたとき原点Oに関して対称(点対称)になる。特に、f(0)が定義されているならばf(0)=0である。
合成など[編集]
線形結合[編集]
- 奇関数と偶関数の和は一般には奇関数でも偶関数でない。(例:)
- 複数の偶関数の線型結合は偶関数である。(例:)
- 複数の奇関数の線型結合は奇数関数である。(例:)
積[編集]
- 2つの偶関数の積は偶関数(例:)
- 2つの奇関数の積は偶関数(例:)
- 奇関数と偶関数の積は奇関数(例:)
微分[編集]
- 偶関数が微分可能なとき、その1回微分は奇関数である。(例:)
- 奇関数が微分可能なとき、その1回微分は偶関数である。(例:)
任意の関数について[編集]
- 任意の関数f(x)に対してf(x)+f(−x)は偶関数である。
- 任意の関数f(x)に対してf(x)−f(−x)は奇関数である。
- 単射な奇関数f(x)の逆関数は奇関数である。