偉人像破壊
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このページでは、歴史上の評価一変による偉人像破壊(いじんぞうはかい)について記述する。
概要[編集]
偶像破壊とも通じそうだが、宗教面が一切無いことで全く異なる事象である。
21世紀になってから、主にアメリカ合衆国で生じている。
事例[編集]
アメリカ合衆国[編集]
偉人像破壊のきっかけは、2020年5月に生じたジョージ・フロイド事件で、白人警官が黒人フロイドの頭部を押さえつけて死亡させた事件である。
この事件をきっかけにBLM運動が盛り上がりを見せ、今までは英雄としてアメリカ国内に建てられた以下の人物の像が撤去に追い込まれた。
- ロバート・E・リー(南北戦争における南軍側の将軍。なお、彼自身は奴隷制に反対寄りだった。)
- ジョージ・ワシントン(米国初代大統領。黒人奴隷プランテーションを運営しており、反インディアンであった。)
- ユリシース・グラント(米国元大統領)
- セオドア・ルーズベルト(同上)
- フランクリン・ルーズベルト(米国元大統領。白人至上主義者で黒人差別撤廃に否定的だった他、二次対戦中に日系人の強制収用を推し進めた。)
イギリス[編集]
BLM運動はブリカスこと英国にも飛び火して、以下の人物の像が撤去された。
- ウィンストン・チャーチル(英国元首相。人種差別主義者でベンガル飢饉を引き起こした一人でもある。アジア人を馬鹿にしたり、奴隷貿易を美化するような発言も繰り返していた。)
- セシル・ローズ(英国植民地大臣。アフリカの植民地化を推し進めた。)
- エドワード・コールストン