伊予市少女暴行殺人事件

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伊予市少女暴行殺人事件(いよししょうじょぼうこうさつじんじけん)とは、2014年8月13日から8月14日にかけて愛媛県伊予市であった暴行殺人・死体遺棄事件である。この事件で少女O(当時17歳)が暴行死し、住人の女A(当時37歳)をはじめその長男(当時17歳)など7人が逮捕された。

概要[編集]

2014年8月13日午後8時15分から翌14日午後4時にかけて、伊予市下吾川の市営団地で松山市の無職の少女Oが暴行して殺された。Oは首にナイロン紐が巻かれて顔を蹴られ、倒れていた状態で頭を踏みつけられ、さらに腹部を殴られてその上で飛び跳ねるなどして、Oは14日の午後6時までに腹部内の多量出血で死亡したとされる。さらにOの遺体は14日午後9時30分から翌8月15日午前0時5分頃にかけて毛布でくるまれてナイロン紐で縛られて家の押入れに隠し遺棄したとされる。

この事件でAをはじめとした被疑者らは傷害致死と死体遺棄の罪状により逮捕され起訴された。

裁判[編集]

37歳の女Aは裁判で懲役11年の判決が出た。

長男は2015年7月16日松山地裁で判決公判が行われ、「両手の甲を金槌で叩くなど手数が多く内容も悪質。友人らの暴力を誘発する影響を与えた」として懲役5年以上7年以下の不定期刑(求刑は懲役5年以上8年以下の不定期刑)を言い渡された。量刑理由に関しては顔を蹴ったり頭を踏みつけたりして刑罰でない保護処分の選択は社会的に許されないとする一方で、致命傷は与えていない上、主導的な役割は果たしておらず「家庭環境が劣悪で社会のルールに沿った自立的な行動能力が育成しにくかったが、約2か月間は暴行を制止していた」と述べた。

脚注[編集]