仏教における時間単位
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佛教における時間単位(ぶっきょうにおけるじかんたんい)では、佛典に出現した時間単位について概観する。
現在では、一日は二十四時間であり、一時間は 3600 秒であり、一年は 365.2422 日である。それと同様に、時代や場所によっては一般に用いられた時間単位である。
概要[編集]
- 須臾 (しゅゆ) - 1/30日。約 48 分。2880 秒。
- 牟呼栗多(むこりった) - 須臾に同じ。
- 羅予(らよ) - 1/20須臾。2分24 秒。
- 臘縛(ろうばく) - 1/30牟呼栗多であり、60怛刹那。一分三十六秒(≒ 96 秒)。
- 弾指(たんじ) - 1/20羅予。7.2 秒。
- 怛刹那 (たんせつな/たせつな) - 120刹那。 1/60臘縛。約 1.6 秒。
- 瞬(しゅん) - 1/20弾指。0.36 秒。「一瞬出かけてくるから」と言って一時間半帰ってこない奴もいる。
- 念(ねん) - 1/20瞬。0.018 秒。
- 刹那(せつな) - 1/120怛刹那。約 1/75 秒。 0.013 秒。
ここからは長いほう。このあたりは詳しく述べた佛典はないらしい。
- 劫(ごう)- 『雑阿含経』の説くところによれば、、「天人が、方一由旬(四十里)の大石を薄衣で百年に一度払い、石は摩滅しても終わらない長い時間」といい、また、「方四十里の城に芥子を満たして、百年に一度、一粒ずつとり去り芥子粒はなくなっても終わらない長い時間」という。
- 大劫(たいごう)= 80劫
- 64転大劫(64てんたいごう)- 64大劫
- 阿僧祗(あそうぎ)- 不明だが、数の単位としてはある。
- 三阿僧祗劫 - 3×1059×劫