今村 甚吉(いまむら じんきち、生没年不詳)は、法隆寺西門前町に住む仏教美術を中心に扱う骨董商である。明治後半において奈良の有名な骨董商であった。
原富太郎(原三渓)の求めに応じて、骨董、庭石など買うため今村甚吉を頼むが、「君の所から送ってもらったのは見たけど一つもいいものがない。これから私が行ってやります」と書簡集に記載されている[1]。