京急2100形電車

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金沢八景~金沢文庫間にて

京急2100形電車(けいきゅう2100がたでんしゃ)は、1998年 (平成10年)3月28日に営業運転を開始した、京浜急行電鉄で使用されている電車である。

概要[編集]

快特で運用されていた2000形の代替車両として製造され、現在8両10編成が在籍している。 構体はアルミ車両で、2扉オールクロスシートで転換座席を採用している。 製造から約15年が経過してから順次更新を行い、制御装置や車体などが更新された。

快特をはじめ、有料の「イブニング・ウィング号」や「モーニング・ウィング号」にも使用される。

仕様[編集]

京急2100形仕様
各項目 仕様
製造初年 1998年2月
定員 111人(先頭車)、120人(中間車)
自重 33.0t(Muc、Msc)、30.5t(Mu、Ms)、24.5t(T)、26.5t(Tp)
最大寸法(長さ×幅×屋根高さ) 先頭車:18,170×2,830×3,645mm、中間車:18,000×2,830×3,645mm
主電動機 190kW(三相誘導電動機)
制御装置 VVVF(1C-4M制御)
ブレーキ装置 応荷重装置付き回生ブレーキ併用・全電気指令電磁直通ブレーキ
冷房装置 41.9kW
性能 最高速度130km/h、加速度0.97m/s、減速度1.11m/s2(常用)

引用元 https://www.keikyu.co.jp/ride/train/

歌う電車[編集]

この車両は製造当初はドイツ・シーメンス社製VVVF制御装置を搭載していた。この装置は車両の走行起動時にメロディーを奏でるため、歌う電車として話題を集めていた。しかし、部品の更新が必要になる時期になったため、平成20年度から国産製品に置き換えを行った。そのため現在は歌わない電車になっている。

なお音階については「ドレミファインバータ」などと呼ばれることから♪ドレミファソラド~のイメージが強い。しかし、絶対音感の人からすると違うようである。まぁそんなこと誰も気にしない

ドレミファインバーター廃止についてのお知らせはこちら

路地裏の超特急[編集]

この車両が装備する190kwのモーターはとんでもないパワーの加速力を生み出し、まるで飛行機か何かと錯覚するほどの力を発揮する(別に京急はこの車両だけじゃなく普通電車も結構ぶっ飛んでいるが)。

京急本線では、快特の品川~横浜間で120km/h運転が行われており、特にJR東日本の東海道本線、横須賀線などが併走している区間では日夜JRと京急のレースが行われる。大体普通電車同士のバトルでは京急が圧倒し、時にはJRの特急列車に勝利するなど訳の分からない凄まじい運用が行われている。

平和島~神奈川新町間では、線路のすぐそばまで民家が立ち並んでいる。そこを車両が全速力で駆け抜ける姿は路地裏の超特急などと呼ばれている。