亡霊館の殺人
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『亡霊館の殺人』は、二階堂黎人の短編推理小説である。
カーター・ディクスン『プレーグ・コートの殺人』を強く意識したパスティーシュ作品で、探偵役としてH・M(ヘンリ・メルヴィール卿)も登場する。
2つの密室殺人が登場する。1つめのトリックは、海外ミステリーである(ネタバレ伏せ字)フランスの作家ポール・アルテの『カーテンの陰の死』(伏せ字ここまで)を応用・発展させたもの、2つめのトリックは作者オリジナルの「目張り密室」である。
2006年刊行の『密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー』(ISBN 4-488-02392-4)で発表されており、2015年刊行の短編集『亡霊館の殺人』(ISBN 978-4523265337)でも読むことができる。