井上友綱
井上 友綱(いのうえ ともつな、1986年1月20日 - )とは大阪府出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはクォーターバック(QB)。
経歴[編集]
追手門学院高等学校を卒業後、早稲田大学スポーツ科学部に入学[1]、早稲田大学ビッグベアーズでは3年次よりエースQBに昇格し、2007年にはその年日本一となった法政大学トマホークスとの試合では5度のタイブレークとなった接戦を演じた[2]。その後アメリカに渡りアリーナフットボールリーグ1部のユタに合格(日本人でアリーナ1部に合格したのは史上2人目)したが、サブプライムローン問題や、リーマンショックなどによるアメリカの景気後退によりアリーナ1部はリーグを休止、2部のAmarillo Dusters[3]、Tri-Cities Feverでもポジションを確保し活躍した[4]。
2011年4月9日、10日にカリフォルニア州ロサンゼルスで行われたNFLのエリート・プロフットボール・コンバイン(地区別コンバイン)に他の日本人選手10名とともに参加した[5]。その結果、ワイドレシーバー(WR)の秋山武史、キッカー(K)の西村豪哲とともに4月15日、16日にデトロイトで行われるエリート・ナショナル・コンバインに招待されることとなった[6]。ナショナルコンバインでは彼の他に6名のQB(すべてアメリカ人)が参加したが実力の差を見せつけられるものとなった[7]。
グリーンベイ・パッカーズのスカウトからはNFL入りするには課題として、もっと肩を強くする必要があるとコメントがされている[8]。
2011年1月15日に行われたNFLジャパン・コンバインでOL野田健仁(アサヒ飲料チャレンジャーズ)、K佐伯栄太(パナソニックインパルス)、K櫻井義孝(アサヒビールシルバースター)、K丸田喬仁(アサヒビールシルバースター)、RB末吉智一と共に合格し、2月末に行われるNFLリージョナル・コンバインに出場することとなった[9]。
2012年1月15日、日本で行われたNFLジャパン・コンバイン2012で合格し[9]、同年2月25日にニューヨーク・ジェッツの練習施設で行われたNFLリージョナル・コンバイン2012にRB末吉智一、OL野田健仁、K佐伯栄太、丸田喬仁、櫻井義孝らと参加した[10]。
人物[編集]
見知らぬコーチの帰宅を家の前で待ち続けるなどの行動力、ハングリーさに対して河口正史は絶賛している[11]。
出典[編集]
- ↑ 早稲田大学米式蹴球部プレイヤー紹介
- ↑ 日本人初トライアウト 元早大井上 日刊スポーツ 2011年2月17日
- ↑ アリーナフットボールレポート vol.1 早稲田大学米式蹴球部
- ↑ 井上友綱くん 小倉典子 2009年6月13日
- ↑ 日本人がNFL挑戦! 注目のエリート・コンバイン (NFL JAPAN) 2011年4月9日
- ↑ 日本3選手を招待=NFLトライアウト 時事通信 2011年4月12日
- ↑ National Combineを終え 井上友綱 2011年4月18日
- ↑ BSベストスポーツ 2011年9月10日
- ↑ a b 合格者のコメント QB井上友綱 NFL JAPAN 2012年1月17日
- ↑ 『NFLスーパー・リージョナル・コンバイン2012』現地3月29日(木)~31日(土)、ミシガン州デトロイトに於いて開催 NFLジャパン指定選手からキッカー櫻井 義孝が選出!! NFL JAPAN 2012年3月8日
- ↑ 井上友綱 河口正史 2011年2月16日