五色塚古墳
ナビゲーションに移動
検索に移動
五色塚古墳(ごしきづかこふん)または千壺古墳(せんつぼこふん)は、神戸市垂水区にある前方後円墳である。
概要[編集]
海辺の住宅街にあり、兵庫県一大きい古墳で、全長は194メートル。古墳は上中下段の3段になっている。日本書紀には、仲哀天皇の偽墓などと書かれているが、斜面には丁寧に葺石が施されていた。中段と上段の葺石は、淡路島のものとわかっている。葺石の総数は、223万個・総重量2,784トンと推定されている。3段ある平坦面には埴輪がめぐらされ、総数2,200本と推定されている。古墳は荒廃していたが、1965年から10年かけて、発掘と復元、整備がなされた。歩道が整備されており、後円部の頂上からは淡路島や明石海峡、明石海峡大橋が見ることができる。西側に直径70メートルの円墳、小壺古墳がある。五色塚古墳、小壺古墳ともに1921年に国の史跡に指定された。