二酸化ケイ素

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二酸化ケイ素(にさんかケイそ)は、ケイ素と酸素の化合物[1]。水晶や石英などの主成分である[1]シリカ無水ケイ酸ケイ酸とも呼ばれている[1]

概要[編集]

単結晶は六方晶形で、水晶(クォーツ)と呼ばれる。
天然鉱物としては、石英、水晶、玉髄、、オパール、紫水晶(アメシスト)、瑪瑙など各種ある。天然のものとしては、熱水環境で生成されており、ジオード[2]といって周囲は玉髄とオパールが層をなして瑪瑙となり、殻にあたる部分から内側に向かって紫水晶の結晶が一面に成長したものがある。内部に液体の水を含む「水入り水晶」もある。
合成はオートクレーブにより、いわゆるクォーツ時計(水晶時計)に使われる結晶はこの方法によって製造される。水晶発振子は水晶の圧電効果を利用した素子である。ゆえに工業的にも重要である。この単結晶を切る角度がまた微妙であり、日本の水晶発振子製造は日本のお家芸である。

脚注[編集]

  1. a b c 二酸化ケイ素』 - コトバンク
  2. 米国では「雷鳥(サンダーバード)の玉子」とされているが、もともとはメソポタミアの神話に登場する獅子の頭をもつ鷲である霊鳥とされるアンズーに由来する。