二次創作

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二次創作(にじそうさく)とは、著作権を有するもの以外が作品を第三者の手で作ったものである。二次創作物ともいう。

概要[編集]

にじファンなどの小説サイトに掲載されていたもの(現在は閉鎖)や、曲の編集などを原作者でない第三者が作ったものを二次創作(二次創作物)という。メディアコミックス化により原作者が許可を出しているケースは問題がないが、原作者に許可を取らずに作られた著作権の問題が生じることになる。二次創作については原作者が積極的に許諾しているケースや明確に禁止している場合などがある。原作者が黙認している場合でも原作者が著作権の権利を行使すれば作品を取り下げさせることができる。また、二次創作にも著作権は成立するので無断複製は禁止されている。

二次創作の線引き[編集]

二次創作はどこまで許されるかは明確な線引きがあるわけではない。コナミといった二次創作を禁止している場合は当然作ることは許されていない。特にディズニーは厳しい態度をとることで知られている。しかし、厳密には無許諾だが、原作者がファン活動の一環などとして黙認をしている場合は無許諾とは言い切れない。ただ、ときめきメモリアルでコナミが黙認していたと思われていたが突然著作権を行使したり、一旦は認めてもその後に無許諾になるなどの場合があり、許諾しているとは単純には言えない。また、一般作品を商業用としてアダルト化した二次作品は摘発されるケースが多い。原作者・企業はこの問題に明確な態度をとっていない場合が多く、明確な線引きはなかなかできずにいる。

非親告罪[編集]

2011年現在は著作権侵害は親告罪とされていて、原作者が告訴しなければ罪には問われない。しかし、TPPでアメリカ合衆国から非親告罪化を求められた。これが成立すると警察・司法によって原作者を通さずに告訴することが可能になる。本来は海賊版取り締まりのためのものだが、原作者が黙認している場合の二次創作にも適用される恐れが指摘されている。海賊版と二次創作は本来はまったく別のものだが、現在の著作権法は同一に扱われている。