予算教書(よさんきょうしょ)とは、アメリカ大統領が連邦政府の収支について議会に提出する公式文書。
次の会計年度(10月から翌年の9月まで)の予算編成方針として、アメリカ議会に提出する公式文書のことである。アメリカでは連邦議会が連邦政府の予算編成権を持っているため、アメリカ大統領が予算教書を提出することで政権の意向を踏まえた予算案作成を促すことになる。一般教書演説の施政方針を具体化した内容を盛り込むとされ、歳出と歳入の内訳に加え、財政収支や経済成長率の中長期的な見通しも示すことになる。一般教書演説・大統領経済報告と並んで三大教書と呼ばれている。