久良砲台跡

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久良砲台跡(ひさよしほうだいあと)とは、愛媛県南宇和郡愛南町久良4477番地外に存在する砲台跡である。高野長英築造砲台跡(たかのちょうえいちくぞうほうだいあと)ともいわれる。

概要[編集]

城辺町の南西部、宇和海に突き出た半島にある砲台跡で、海抜25メートルの高台に、幕末に入る直前の嘉永年間(1848年から1854年)に、蛮社の獄により追われて宇和島藩に逃げていた蘭学者の高野長英が設計した砲台である。ただ、長英は江戸幕府の追及が厳しくなって宇和島藩にも居られなくなり、その意思を継いだ藩の家臣によって築かれたといわれている。ここには大砲が5門置かれ、現在は石塁が残存しているのみとなっている。愛媛県の史跡に指定されている。

アクセス[編集]