久留島喜内(くるしま きない)は江戸時代の和算家であり、詰将棋作家である。
酒を好み、金銭に対する執着が薄かったため、貧乏長屋に住んでいた。ただし弟子には敬愛されており、夜具や着物、食べ物や酒などを援助されていたという。 著作としては、『将棋妙案』がある。
弟子が長屋を訪れたさいに、布団を被ってぶるぶる震えていたという。「熱でもありますか?」と訊いたところ、「さっき、鬼が来た」と顔面蒼白であったという。じつは、さっき来たという客人が関孝和であったという。