不育症

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不育症（ふいくしょう）とは、流産や死産などを2回以上繰り返す状態のことである。日本で不育症に悩む夫婦が推定で年間3万組という統計も存在する。日本医療研究開発機構の研究チームや名古屋市立大学によると、原因のおよそ4割が胎児の染色体異常とされている。難病の抗リン脂質抗体症候群や子宮の奇形、夫婦どちらかの染色体異常も原因となるという。適切な検査や治療、カウンセリングで85パーセントが出産可能になるとされ、検査や治療の一部は保険適用されているが、国の助成制度は無く、一部の地方自治体が独自の支援策を実施している。