三重大学病院カルテ改竄事件

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三重大学病院カルテ改竄事件(みえだいがくびょういんカルテかいざんじけん)とは、三重大学病院臨床麻酔部の准教授だった48歳(2020年時点)の男Aが、大阪府小野薬品工業が製造・販売する薬剤である「ランジオロール塩酸塩」を使用したように装って電子カルテを改竄していた事件のことである。この事件は令和2年(2020年)3月に発覚する。病院側は半年後の9月にAの改竄が約2200件に上ることを公表した。Aの改竄は54歳(2020年時点)の男の元教授Bから積極的な使用を指示されて改竄したと見られている。三重大学病院は刑事告発し、津地検は令和2年(2020年)12月にAを公電磁的記録不正作出、同供用容疑で逮捕し、さらに同罪で起訴した。

Bが代表を務める団体は、医療機器メーカーから寄付金提供を受けていたことも明らかになっており、寄付総額は判明総額だけで400万円に上るとされている。