ロック板なし駐車場

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ロック板無し駐車場の例.jpg

ロック板なし駐車場(ロックばんなしちゅうしゃじょう、フラップレスパーキングとも)とは、コインパーキングの一形態で、料金未納のまま車が発進することを防ぐロック板や、出入り口で料金精算を行うゲートを廃し、スムーズに出入りを行えるよう設計された駐車場。2009年頃より日本各地に設置され始めている。

駐車区画の管理は、従来のコインパーキング同様センサーにより行われる。駐車を検知すると、駐車時間の計算が始まるが、一般のコインパーキングにあるようなロック板の跳ね上げなど、不正な出庫を防ぐ措置は行われない。精算は駐車場設置の精算機で行われ、駐車時間に応じた金額を支払う。

精算せずに出庫するなどの不正を防止するため、監視カメラやセンサーの映像より駐車車両のナンバープレートを控え、万が一の不正利用にも後日請求が可能なようになっている。

この方式のメリットとして、ロック板が駐車車両に当たったり足が引っかかることによるトラブル・修理費用の抑制、車高が低いなど通常のコインパーキングに停めにくい車両の需要(ただしエアロパーツ装備など極端に車高を低くしている車両の駐車は約款により禁止されることも多い)、ロック板スペースが無くなるため駐車台数の増加、障害物が少なく初心者でも駐車しやすい、などがある。

なお、月極駐車場でもロック板がないが、これは登録制なので、一般のロック板なし駐車場とは種類が違う。

出典[編集]