煉瓦

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煉瓦(れんが)は、粘土を型にはめた直方体の建築、土木材料である。

概要[編集]

型から取り出して乾燥させただけの日干し煉瓦と、で焼いた焼成煉瓦がある。日干し煉瓦は燃料の手に入りにくい西アジア北アフリカの乾燥地帯の住居で使用され、外部が高温でも中は涼しい特徴があるが、地震に弱く、倒壊して多くの死者を出すことがある。焼成煉瓦はヨーロッパで盛んに作られ、近世から近代にかけて巨大な建築物が建てられた。ただし、これも地震に弱く、日本では1923年9月1日に発生した関東大地震によって多くの煉瓦建築物が倒壊して、以後、煉瓦造りの巨大建築物は作られなくなった。

用途[編集]

橋梁隧道といった土木構造物、建築材料として使われる。また、歩道舗装にも使用される。

参考文献[編集]

  • 椹木亨、柴田徹、中川博次『土木へのアプローチ』技報堂出版1999年1月25日3版1刷発行