ルビー
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ルビー(紅玉)とは、宝石の一種である。コランダム(鋼玉。三二酸化アルミニウム単結晶)のうちクロム不純物により赤く見えるものを指す。語源は「明るく輝く」の意で、蛍光性があるため緑とか青とかの可視光のもとでも赤く輝く。
概要[編集]
とにかく固い。天然石は高価であり、大粒のものはさらに稀少であったため高価であった。ルビーと言えば小さい石が多い、ということで振り仮名用の最小のサイズの活字を、現在でも「ルビ」と呼ぶ。果実の小さい林檎の品種である「紅玉」は、ここから命名された[1]。
蛍光というものは、「より波長の短い電磁波が当たらないと発光しない」という特性がある[2]ため、可視光線のなかでももっとも波長の長い赤の帯域で蛍光を発する鉱物として尊重された。
溶融温度が高いために合成は困難であったが、合成できてしまうと割合に組成が簡単であるため、1グラムあたり百円程度の値段で出荷されるようになった。宝飾用以外に、腕時計などの軸受や、はては砥石としても用いられるようになった。
レーザー測距儀の素材としてもかつて使われており、6~7センチくらいの長さの赤鉛筆くらいのものが天文台で用いられていた。