リスニング四天王
リスニング四天王(リスニングモンスター)とは、2019年1月19日に行われた、大学入試センター試験1日目の「英語:リスニング」についての問題で出現した存在。
「りんご」「にんじん」「きゅうり」「ぶどう」を擬人化したゆるいイラストが話題となり受験生の緊張と集中を打ち砕く特殊スキルを使用した。
概要[編集]
大学入試センター試験の英語のリスニング問題第1問において新作漫画のキャラクターについて検討している男女の会話が出題、該当科目の試験終了後にその独特な作風のイラストをSNSに投稿する受験生が続出し、それを元に多くの二次創作が作られることとなった[1]。
キャラクター[編集]
【りんご(スカイアポカリスト)】
大きな翼で空を舞い、ニュートンの法則を根本から覆すことで、受験生の方程式を狂わそうとする。
四天王の中では最も常識人だが頭部についている葉っぱを千切ると激高して誰にも手がつけられない。(葉っぱは落ち着いた頃に生えてくる)
【にんじん(キャロッテン)】
四天王最速の大翼人参種。
最も大きな翼と鋭い体のラインを活かし高速移動することで、三平方の定理を狂わし、誤った角度で計算させようとする。
風を感じるのを何よりも好み、頭部に4つの排気管があることから、体内には大容量エンジンを搭載していると思われる。
【きゅうり(キュウカンバスター)】
表皮に小さいとげがある筋肉モリモリの筋肉胡瓜種。
いびつな弧をえがく曲線は受験生の接弦定理を狂わし、円の接線とその接点を通る弦を見誤らせる。
四天王内では知識と筋力の両立を具現化した存在。悪くいうと器用貧乏。
【ぶどう(ブレイングレープビヤード)】
多数の果実と頭頂部にアンテナを搭載した多脳葡萄種。
全ての果実にそれぞれ脳みそが詰まっており、同時並列思考で高速演算も容易い。その余裕ぶりから受験生に見直しをさせない隙を生み出す。
四天王内で最高の知恵者であり両腕の上腕二頭筋と思われるものの内部も実は脳みそ。たまに電波を受信してよくわからないことをつぶやき始める。
反響[編集]
現在、様々なイラスト、コラ画像、3D化、フィギュア化などがされており、実際にセンター試験を受けた者を中心にネタアイテムとして爆発的にヒットしている。
著作権の所在が不明ということで、Tシャツやキーホルダーなど様々なオリジナルグッズが勝手に販売されている。
大学入試センター試験という緊張感の高まった初っ端の試験でこのような問題を出題したことに対して、試験を運営する独立行政法人大学入試センター研究統括官の大津起夫は「本問題を含む第1問は、比較的平易な英語を聞いて、必要な情報を正しく把握することができるかを問う問題です。イラストを含め、扱う題材については、受験者の取り組みやすさ等も考慮しながら、問題の趣旨を適切に踏まえたものとなるよう問題作成部会において検討を重ねた結果であり、今回の出題も同様と考えております。なお、イラストの作成については、問題作成に関わることなので回答は控えさせていただきます」と回答している。
脚注[編集]
- ↑ “センター試験「リスニング四天王」の衝撃 コラ画像、3D化……止まらない2次創作”. 産経ニュース (2019年1月22日). 2019年2月3日確認。
関連項目[編集]
- リカちゃんの乱 - 2016年のセンター試験(国語)の伝説。