電気ポット

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電気ポットとは、湯を沸かすことができ、そのまま保温できる家電である。

概要[編集]

日本国内ではタイガーや象印の製品がよく知られており、家庭用ではあるがコンビニではカップラーメンの調理用に置かれているものもよく見かける。基本的に沸騰後90℃程度で保温する製品が主流であるが、沸騰温度に近い98℃で保温するものや緑茶に適した80℃、乳児用ミルクの調製に適した70℃での保温ができる製品も多い。また、本体の魔法瓶構造を利用して保温する機能もあり、こちらは保温にヒーターを使用しないため消費電力を抑えることができる。

ただし沸騰に関しては、各地の上水道の事情もあって「いったん沸騰させた水道水を補給する」ほうが味はよい。この場合の保温温度は 90℃程度であるが、「再沸騰」ボタンを活用すると、調理器具あるいは台所用品としての活用の幅が広がる。

弱点[編集]

ヒーターや魔法瓶構造のため、本体が重いというデメリットがある。電気ケトルと違い、注ぐ対象をポットに近づける必要があるため、容器や用途によっては一度別の容器に湯を移す必要があるというデメリットもある。

また、水に含まれるミネラル分が容器内に析出し、所謂スケール(水垢)となってこびりつくことがある。そのため、ミネラル分が豊富な硬水を使用すると軟水に比べて著しく水垢が出やすいという弱点がある。この点に関しては電気ケトルに一歩譲らざるをえない。紅茶のプリンス・オブ・ウェールズ(スリランカ産のウヴァである)などは硬水でないと美味く淹れられないために、硬水を使うと石灰分が多いために掃除が面倒臭いことになる。
ここは居直ってティファールあたりの電気ケトルを使うか、「カフェ・ド・ランブル」仕様の琺瑯製のケトルを買ってきてガス火で沸かす(鉄製なのでIHにも対応している)かとかいった方法で対処していただきたい。富士山麓である三島などでは水道水が柿田川湧水系のかけ流しなので、日本茶は美味いがスリランカの紅茶はどうやっても美味くならないのでミネラルウォーターでも買ってこないとどうしようもない[1]

その他[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部サイト[編集]

脚注[編集]

  1. 東京だったら奥秩父や奥多摩には石灰分の多い水があったり、牡蠣殻とかぶっこんでなんとかする手が使えないこともないのだが。