ミリオ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ミリオとは、かつて非公式に使用されていたSI接頭辞である。このSI接頭辞はミリアと同じ意味で使われることもあったが、10-4倍、すなわち1万分の1倍の意味で使われることもあった。以下、10-4倍の意味について解説する。1ミリオメートルはヒトの卵子の直径やヒトの肉眼による分解能とほぼ同じで、1ミリオグラムミジンコ約13匹分の質量に相当することを考えると、ミリオオーダーの量は日常生活において時々は使う機会があると考えられる。そのため、ミリオは19世紀初頭には使用が開始された、古いSI接頭辞の一つである。しかし、一度も正式に採用されることはなく、19世紀中には使われなくなった。現在はミリオオーダーの量は主にマイクロを使用して表される。