ミリア

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ミリア(記号my)とは、かつて使われていたSI接頭辞の一つである。キロの10倍、メガの100分の1を表す接頭辞で、量は104倍、すなわち1万倍を表していた。1ミリアメートル上野駅から品川駅までの直線距離にほぼ相当し、1ミリアグラムは1歳の男児の平均体重にほぼ相当することを考えると、ミリアオーダーの量は日常生活においても登場する機会が頻繁にあるといえる。このため、ミリアは1795年に制定された、かなり古いSI接頭辞の一つである。しかし、1900年代以降、100万倍を表す接頭辞としてメガが非公式に使われるようになると、ミリアは次第に使われなくなっていき、1935年に廃止された。なお、メガが正式に採用されるのはその25年後の1960年まで待たねばならない。