ミラクルおじさん

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ミラクルおじさんとは、2003年宝塚記念ヒシミラクル単勝馬券を1222万円分購入し、1億9918万6千円の配当を得た、謎の中年男性の俗称である。

本人がマスメディア等に登場している訳ではなく、その素性は不明。

来歴[編集]

おじさんの単勝コロガシ行為(通説)
コロガシ 競走 勝馬投票券購入対象 人気 オッズ 購入金額 払い戻し額 増分
1 NHKマイルC ウインクリューガー 9 26.0倍 5万円 130万円 125万円
東京優駿 ネオユニヴァース 1 2.6倍 50万円 80万円
2 安田記念 アグネスデジタル 4 9.4倍 130万円 1222万円 1092万円
3 宝塚記念 ヒシミラクル 6 16.3倍 1222万円 1億9918万6000円 1億8696万6000円

G1レースの前日発売中であったレースの前日、おじさんはウインズ新橋を訪問。そこで安田記念の的中馬券(アグネスデジタルの単勝130万円)を払い戻し、当時9.7倍の単勝オッズであったヒシミラクルに得た払戻金全額・1222万円もの大口購入を敢行した。このおじさんたった1人の投票により、同馬の単勝オッズは1.7倍まで急落し、一時1番人気となった(その後、最終オッズでは16.3倍の6番人気に)。

この爆買いはたちまち競馬ファンや関係者、マスメディアの知るところとなり、レース当日のスポーツ新聞にも記事が載った。また、当日ヒシミラクルに騎乗する主戦騎手角田晃一も、知り合いのエージェントから「前日発売で晃一の馬(ヒシミラクル)が1番人気になってるぞ」と知らされ驚いたという[1]

ヒシミラクルは早めに馬群の外に持ち出しロングスパートを仕掛けるという勝ちパターン通りの競馬を見せ、おじさんの期待に応える勝利を収める。そのため、この男性は1億9918万6千円の超高額配当を手にした。これは当時の宝塚記念の1着賞金1億3200万円を6000万円以上上回るものであった。5万円、もしくは50万円からスタートしたコロガシを成功させ続けた幸運ぶりには、角田も「僕以上の勝負師」と感嘆する他なかった[2]

おじさんは連日ワイドショーで取り上げられ時の人となったが、その素性やその後の消息は不明である。

脚注[編集]