マルク・ルボツキー

マルク・ダヴィドヴィチ・ルボツキー（русский: Марк Давыдович Лубоцкий, ラテン文字転写: Mark Davidovich Lubotsky, 1931年5月18日 - 2021年3月13日）は、ソビエト連邦出身のヴァイオリン奏者。

レニングラードの外科医の家に生まれる。1938年からモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学し、1949年にモスクワ音楽院に進学。音楽院ではアブラム・ヤンポリスキーにヴァイオリンを学び、同大学院に進学後はダヴィッド・オイストラフの門下となった。1958年のチャイコフスキー国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で４位に入賞し、グネーシン音楽大学で後進の指導に当たった。また、作曲家のアレフレート・シュニトケと親交を結び、幾らか作品の献呈を受けている。1976年にオランダに移住し、アムステルダムのスウェーリンク音楽院にて奉職。1986年にはハンブルク音楽演劇大学に転出。

ハンブルクにて没。