マダラサソリ
ナビゲーションに移動
検索に移動
マダラサソリ(斑蠍、学:Isometrus europaeus)とは、サソリ目ウシコロシサソリ科に分類されるサソリの一種である。
形状[編集]
体色は黄褐色。暗褐色のまだら模様がある。
鋏は細長い。触肢膝節には突出した部分は無い。
紫外線を当てると、青緑色に光る。これはCDPEという発光物質によるもの。
生態[編集]
日本に分布する2種のサソリの内の1種で、もう一種はヤエヤマサソリ。
八重山諸島固有種で、石垣島、西表島、新城島、波照間島、与那国島、父島、母島、硫黄島に分布する[1]。
法的な扱い[編集]
マダラサソリは、「キョクトウサソリ科」として外来生物法の特定外来生物に指定されている。然し、前述の通りマダラサソリ在来種である。
サソリ愛好家の間では、外来生物法には「生息地又は生育地の外に存することとなる生物」と定義されている為、マダラサソリは対象外になると言われていたが、環境省に問い合わせた人物が「本種も特定外来生物に入る」という趣旨の返答が帰ってきた事をTwitterに投稿され、界隈内が騒然となった。
2018年には飼育や売買をしたことによる書類送検者も出ることになっている[2]。
脚注[編集]
- ↑ 河合上総「ヤエヤマサソリとマダラサソリ (クモ綱サソリ目) の波照間島からの記録」、『Fauna Ryukyuana』第56巻、琉球大学、2020年、 9-11頁。
- ↑ “「小遣い稼ぎ」でサソリ売買容疑 国交省職員ら書類送検”. www.asahi.com. (2018年12月12日). オリジナルの2022年11月28日時点によるアーカイブ。 2024年1月27日閲覧。